カタログを見ていると気がつくハイブリッドカーにはシートヒーターが標準装備されていることが多いこと。
特にガソリンエンジンとハイブリッドのラインナップされている車種にはなぜかハイブリッドだけシートヒーターが標準装備され、ガソリンエンジンに関してはオプションですらない。
そんなシートヒーターに関する豆知識。ハイブリッドカーにシートヒーターが標準装備されている理由とは!!
目次
そもそもシートヒーターとは
シートヒーター専用スイッチをONにするとシート内部のヒーター機能が作動しシート全体が暖かくなり冬でも冷たいシートで我慢することなく快適に運転できる機能。
シートヒーターと1言で言っても温度調節ができるタイプなど数種類あり、シートヒーターのL.Rボタンを押すと運転席(R)助手席(L)がそれぞれ温かくなるタイプやLO、HIスイッチで2パターンの温度調整できるタイプが一般的なハイブリッドカーには多く装備されています。
上級車は回るスイッチタイプで回すことで4段階程度の温度調整が可能な高性能タイプが装備されています。
一昔前のシートヒーターと言えば高級車にしか装備されておらず贅沢装備といったイメージが強いですが現在は多くのハイブリッドカーに装備されています。
ちなみに現在の高級車はベンチレーション機能=シートヒーター+シートクーラーが装備されているので高級車はやはりワンランク上をいっています!
ハイブリッドカーはシートヒーターが標準装備されている理由
ハイブリッドカーにシートヒーターが標準装備されている理由は
「暖房の効きが悪いから」
と『な〜んだそれだけか』と思ってしまうほど至ってシンプルな理由!
ハイブリッドカーに関しては暖房の効きが悪いからシートヒーターを使って多少の寒さをしのいでねっと言うことですね(笑)
また革調シートや革シートどうしても冷たく感じやすいのでシートヒーターが装備される理由の一つ。
なぜ効きが悪いのか?
ここで「なぜ効きが悪いか?」と疑問が出ますがこれはハイブリッドと言う特殊な構造が関係しています。
簡単に構造を解説するとハイブリッドカーはエンジンとモーター使い分けて走行しているのはご存知だと思います。
しかしその使い分けこそが暖房の効きが悪い原因。
車はエンジンを冷やす水、冷却水の熱を再利用し風を温め暖房にしていますが、走行状態やハイブリッドバッテリーの充電状態でエンジンを停止させるハイブリッドカーは冷却水の温度がガソリンエンジン車に比べ低いので、ハイブリッドカーとガソリンエンジン車を比べた場合ハイブリッドカーの方が暖房の効きは悪くなります。
また過去に記事にしていますが燃費の低下にも繋がます。こちらも合わせて読んでもらうと理解しやすいと思います⇩
まとめ、感想
ハイブリッドカーにシートヒーターが標準装備されている理由は「暖房の効きが悪い」からと至ってシンプル理由。もちろん上記で述べたようにシート表皮も関係してきます。
実際に雪が積もらない地方では冬場にハイブリッドカーで暖房をつけてもそこまで効きが悪いとは思いませんが、東北地方などの雪国では欠かせない装備ではなないでしょうか!
また暖房を電熱線ヒーターにすると良いのではとも思いますが、現行車両の寒冷地仕様ではエンジン水温が上がるまでの間にPTCヒーターと言われる電気ヒーターが搭載されていますが、使用すると目に見えて燃費が悪くなるため、燃費にうるさい現代では現実的ではないでしょう。
以上ハイブリッドカーの豆知識でした。
それではまた〜!!