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シングルアクションポリッシャーとは
車を磨くポリッシャーには「シングルアクションポリッシャー」「ギアアクションポリッシャー」「ダブルアクションポリッシャー」の3種類あり、同じ方向に回転するのがシングルアクションポリッシャー。簡単に言うとただグルグル回るだけ。
3種類の中では1番磨く力(研磨力)に優れていますが、発熱量が多い、暴れやすく扱いづらい、深い傷が入りやすい、磨き後磨き傷(バフ目)が残りやすいなどの理由からシングルアクションポリッシャーは磨き方にも癖があり技術と経験が最も必要な上級者向けと言われています。
扱いが難しい理由
回転数が早過ぎ、ポリッシャーを押し当てすぎで簡単に発熱します。
さらに熱やバフの角が当たることによりプラスチックを溶かすことや、ボンネットなどの鉄の部分では多少の熱では溶けることは無いですが歪みなどが発生し余計に見栄えが悪くなることも。
パンパーやヘッドライトなど樹脂パーツは簡単に溶けます………
またコンパウンドとバフの相性が悪かったりコンパウンドの詰まりなどで暴れることでかなり深い傷を入れてしまうこともあります。
これらの理由から扱いが最も難しいポリッシャーと言われる理由になりますが、逆にこれらの事を気をつければ仕上がりは別としてある程度は普通に磨く事は可能です。
シングルアクションポリッシャーのみでバフ目を消すのは至難の技
バフ目とは、ポリッシャーで磨くと付く磨き傷のこと。無数の薄い磨き傷に太陽光やライトなどの光が反射しオーロラのように見えることから「オーロラ」や「オーロラ傷」とも呼ばれています。
シングルアクションポリッシャーの場合は深い磨き傷が入りやすくさらに同じ方向にただ回転するだけなので傷が同じ方向に入り光の加減によってバフ目が他のポリッシャーより強く現れます。
しかしDIYレベルの仕上げでいいのならシングルアクションのみで磨いてもパッと見はいくらでも綺麗に見えますが、ある一定の条件下では必ずバフ目が現れます。
もちろん僕もDIYレベルなのでシングルアクションポリッシャーでは磨き傷(バフ目)を消すことはできませんが、仕上げまでシングルアクションでするプロの人もいるらしい。要は磨く人の腕で左右されやすいポリッシャーなのでシングルアクションポリッシャーだけでバフ目を消すのは至難の技言うこと。
使い手により良し悪しになり得る、ある意味奥深いシングルアクション!!
僕が使用しているのはリョービの日立製シングルアクションポリッシャー
最大出力910Wとパワフルなのが特徴。600〜1400回転内であれば微調整が可能。2万円前後と低価格なポリッシャー。月に2〜3回程度使用で4年間一度も壊れる事なく現在も稼働します。
リョービ製に関わらずシングルアクションポリッシャー全般が他のポリッシャーより静かですが、重く長時間の磨きには不向き。
まとめ、感想
シングルアクションポリッシャーが悪者かのように書きましたが、持ち手の技量に最も左右されやすいポリッシャーと言うだけであって初心者でも使えない訳ではありません。
こんなこと言ったらプロの方々に何言われるかわかりませんが、シングルアクションで付いたどうしても消えないバフ目は本来ダブルアクションポリッシャーで磨いて消しますが、隠蔽性の高いコーティングを塗れば簡単に消せます……
まぁコーティングで誤魔化しているのだけなので、コーティングが落ちたらバフ目が出てきますけどね!
ただプロでもないのにシングルアクションとダブルアクションの両方を買う費用と大量のバフにそれぞれの適したコンパウンドを買うのは年に数回しか使わないDIYでは金銭的にも現実的では無いので、磨き力は劣りますがバフ目が出にくく扱いやすい、最終仕上げにも適したダブルアクションポリッシャーがおすすめです。
以上それではまた!