トヨタ純正エンジンスターターの機能と社外品との違い
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今回はトヨタ純正スマートキー一体型エンジンスターターの機能、まとめ、感想を解説したいと思います。

目次

トヨタ純正スマートキー 一体型エンジンスターターとは?

夏の暑い日、冬の寒い日に車に乗ると暑い寒いと言った辛い思いをした事は誰しもあるとおもいます。

そんな辛い思いを解消してくれるのが便利オプション「エンジンスターター」なんです。

機能としては車から離れた自宅などから遠隔操作でエンジンを始動できます。

出かける前にエンジンを始動させて車室内を「温める」「冷やす」ことで辛い思いをせずに乗った瞬間から快適に運転ができます。

しかもエンジンスターターの携帯機は遠隔操作でるきだけではなくスマートキーの機能もあるので社外品のエンジンスターターのように「携帯機」と「スマートキー」の2本持つ必要がなく、煩わしくなく、かさばらないんです!

ちなみにトヨタの呼び方で『リモートスターター』と言いますが『エンジンスターター』の方が周知されているのでこの記事内では『エンジンスターター』と呼びます。

注意。トヨタ純正エンジンスターターはプッシュ式エンジンスタート車のみ取り付け可能です。

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スマートキー一体型の携帯機の詳細

携帯機サイズ

横幅はスマートキーと変わりませんが少し縦長。

トヨタエンブレムも健在です。

アンテナを最大まで伸ばすと携帯機の1、5倍くらい。

携帯機の方が少し厚みがあります。

スマートキーと比べて「横幅」は大差はありませんが「長さ」と特に「厚み」は大きめですが握り心地の良い形状をしています。

残念なことに純正品にはディスプレイはありません。しかし純正エンジンスターターには純正ならではの機能が沢山あります!

残念ながらエンジンスタータの携帯機は1本しか作れません。

厳密にいうと注文はできますが登録ができないのでエンジンスターターとしては機能しません。

2本くらいは作れるようにしてほしいですね!

内蔵電池

ボタン電池CR2032×2個。

エンブレムの下にあるプラスネジを外してスライドすると電池がでてきます。

使用状況や保管場所で違いますがスマートキーと同じく3~4年は電池は持ちます。

価格

¥66,960(消費税抜き¥62,000)
※別途工賃が必要。

純正ならではのびっくり価格設定です(笑)

ちなみにエンジンスターター機能のみのベーシックタイプも有ります。

こちらも約47,000円(工賃別)と社外品に比べても高価なのに、スマートキー機能もありません。

ベーシックタイプを購入するなら、金額面や機能性など考えても社外品のエンジンスターターでも良いと思います。

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機能一覧

スマートキー 一体型エンジンスターター自体が車両と連携、連動しているので複雑な機能もできるので純正ならでは機能が多いですが説明していきます。

1、離れた場所からエンジンスタート

車から離れた場所からエンジン始動、停止が可能で、ディスプレイはありませんが代わりに「LED点灯」「メロディー音」「アンサーバック音」でエンジン始動などを知らせてくれます。

ただし純正品よりは社外品の方がより遠くまで電波が届きます。

しかし純正でもデパートの3階から4階の駐車場にある車のエンジン始動できるので純正の電波の範囲でも十分だと思います。

2、受信機はスッキリ収納

エンジンスターターからの信号を受け取るアンテナ(受信機)は従来の純正エンジンスターターまたは社外品のエンジンスターターはダッシュボードなどに張り付けていましたが、スマートー一体型エンジンスターターはパネルの内側に隠すので見た目がスッキリ。

3、ドアロックをアンロックするとエンジン停止

遠隔でエンジン始動させている状態で車に乗り込むのにドアロックを解除するとエンジン停止。
この機能は主に盗難防止の為の機能です。

社外品はドアを開けてもエンジン停止する事なくそのまま走行できる機能もあり、その方がエンジンを始動しなおす必要もなく便利ですが、トヨタ純正は「エアコンの調整機能」「オーディオOFF機能」などの機能があるので一度エンジンが切れることで元の設定に戻ります(下記で説明)

4、停止忘れ防止機能(暖気時間切替機能)

遠隔でエンジン始動後そのまま放置していた場合「エンジンきり忘れ」と判断し設定時間経過後エンジン停止する機能。

初期は10分ですが「10分」「20分」「30分」に変更可能。

5、スマートキー一体型の携帯機(純正ならでは機能)

最初に書いてましたがスマートキー一体型なので携帯機1本持っていれば、スマートキー機能を全て使えるのは純正エンジンスターターだけ(スマートキー機能とはドアハンドルに触れるだけでドアロック、アンロックする機能やボタンを押すとエンジンがかかる機能など)

社外品、ドアロックを携帯機のボタンで開閉できる機能は有りますがエンジンをかける機能が無いためスマートキーと同時に持っている必要があり鍵がかさばります。

6、メカニカルキー内蔵(純正ならでは機能)

もしも出先で携帯機の電池が無くなりドアロックが解除できなくなって車に乗り込むことができなくなったとして、も携帯機に内蔵されている「メカニカルキー(鍵)」をドアハンドルのカギ穴に挿してまわせばドアロックを解除できドアを開けることができます。

社外品、メカニカルキーは内蔵できません。

7、電池残量お知らせ機能

携帯機の電池残量専用のLEDランプでLED点灯警告とブザー音で残量を知らせてくれます。

また車種にもよりますがマルチインフォメーションディスプレイで電池の消耗を知らせてくれます。

8、ヘッドライト消灯機能

オートライト付きの車種であればリモートスタート後夜間であればヘッドライトを自動消灯させます。

この機能がない場合は夜間であればヘッドライトのauto機能が作動しエンジン始動後はヘッドライトがONになります。エンジン始動後は元の設定にもどります。

社外品、オプション設定になります。

9.オーディオ自動停止機能(純正ならでは機能)

リモートスタート後「音楽」「TV」「DVD」などすべてのオーディオを自動で停止させることでオーディオ騒音を削減させます。

エンジン始動時はDVDや音楽は前回からの続きで再生、TVなら元のチャンネル戻ります。

10、パワースライドア、バックドアを携帯機で開閉可能(純正ならでは機能)

携帯機のボタンを「Fボタン」押し後「STARTボタン」押しで左スライドドア開閉など操作は通常のスマートキーより少し複雑ですが

  • パワースライドドア左右
  • パワーバックドアまたはトランク

付き車であればボタンの押し順で電動開閉可能であう。

11、寒い日は自動でデフォッガをON(純正ならでは機能)

リモートスタート時はエアコンOFFでも自動でエアコンONにし、さらに気温が5℃未満の時はフロント、リアデフォッガを作動させてフロントガラス、リアガラスに積もった雪や氷を溶かし曇も除去します。

こちらもエンジン始動後に前回の自分でエアコン設定状態に戻ります。

社外品は自動でエアコン操作はしないので降りる時にエアコン設定しておく必要があります。
ただしディスプレイに室内温度標準機能はあります

12、暑い日は自動でA/C.ON(純正ならでは機能)

前回乗車後にA/C.OFFにしたままでも、暑い日はリモートスタート後に自動でエアコンONしA/C.ONにし冷房をきかせ室内の気温を下げます。

こちらもエンジン始動時は前回のエアコン設定に戻ります。

13、純正オートアラーム併用可能

標準またはオプションの盗難防止装置のオートアラームと連携して取り付け可能。

特に社外品のエンジンスターターはオートアラームと同時装着できない、もしくは出来たとしてもオプション配線が必要な場合などがあるにで、車両と連動している純正ならではです!

まとめ、感想

簡単に説明しましたが純正エンジンスターターは車両と連動しているので、純正ならではの機能が沢山あります。

特に携帯機がスマートキー一体になっているのはかなり便利で社外品には真似できない機能です。

ただし純正エンジンスターターはドアを開けるとエンジンが停止し、もう一度エンジンを始動させる必要がありますが(少しわずらわしい)

リモートスタート時は気温によって自動でエアコンを設定しエンジンを始動しなおす事で、エアコンの設定を元の設定に戻すので、エンジンが一度停止するのは無駄な機能では無いと感じます。

しかも万が一不具合が起きてもディーラーに丸投げでき、保証期間も長いので、個人的にはとてもおすすめできる純正オプションです。

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