「シングルアクション」「ギアアクション」「ダブルアクション」と多種多様な種類の中でもっとも扱いやすく失敗の少なくポリッシャーの中でも比較的安価な物が多いのでDIY向きとも言えるのがダブルアクションポリッシャーを紹介。
目次
ダブルアクションとは
シングルアクションポリッシャーはただ同じ方向にぐるぐる回るのに対してタブルアクションポリッシャーは回転運動と偏心運動を組み合わせた複雑な動きをするので磨き傷が多方向に入ります。そのためバフ目や磨き傷が目立たないように磨くことができます。
また無理な負荷をかけると回転が止まるためポリッシャー自体の暴れが少なく扱いやすく、複雑に回転するので磨き面に熱を持ちにくい。
その反面回転が止まるとほとんど磨けなくなるのがダブルアクションの特徴。音も若干うるさい物が多い。
どれくらいの負荷まで回転が止まらずに耐えれるかはメーカー、機種によって違います。
なのでダブルアクションポリッシャーは浅い傷を磨く場合や仕上げ磨きが得意ですが、一度で深く磨くのは不得意なので扱いやすさから初心者向きと言われています。
しかし全ての機種が磨けない訳ではなく機種それぞれのオービットダイヤも関係しています。
ちなみに「ランダムオービットサンダ」は粉塵(磨いた粉)を排出する機能が付いているのでマジックテープタイプの丸型サンドペーパーを取り付ければ木材などのサンディングも可能。サンダと付いているだけでダブルアクションポリッシャーと何ら変わりはありません。
オービットダイヤとは
オービットダイヤ | 研磨力 | 使い方 | |
---|---|---|---|
7mm 以上 | 大きい | 強い | 初期研磨向き (荒削り) |
6mm 以下 | 小さい | 弱い | 仕上げ研磨向き |
※数字は目安です。
赤線の円の長さをオービットダイヤ(mm単位)と言い大きければ大きいほど回転させた時にバフが暴れるような動きをします。
このオービットダイヤが大きければ大きいポリッシャー(ハイオービット)ほど磨き性能(切削力)に優れ、逆に小さければ小さいほど仕上げに適しています。
また7mm以上がハイオービットダイヤと言ったイメージ。
僕が使っているリョービのダブルアクションポリッシャー「RSE−1250」は約3mm と小さく仕上げ向き。
ちなみに磨きのプロが使うイタリアのメーカー「ルペス」は高価ですが最大21m mとダブルアクションはかなりの切削力を持っていますが、RSE−1250の数倍のオービットダイヤなのでぱっと見はバフがブンブン暴れています(笑)
コードレスとコード付きどちらがいいのか?
コードレスタイプのポリッシャーはコードが無い分取り回しが楽で手軽に磨けるのは魅力的ですが、バッテリ1個で1台分を仕上げまでするのはほぼ不可能。
もちろん塗装の硬さによって簡単にに磨ける事もありますがやはりバッテリ1個では物足りず最低でも2個は準備しておきたいところ。このため価格もコード付きより高価になります。
また12V〜18Vなのでコード付きの100∨のパワーより劣ります。
なのでちょっとだけ磨きたいのであれば問題なく使えますが、長時間使いたい場合は電源に制約が無いコード付きの方がおすすめ。
まとめ
タブルアクションは負荷がかかると止まるので磨きのリスクを軽減できますが、止まった時点でほぼ磨けなくなるので回転が止まらないように優しく磨く必要があります。
またDIYでおすすめなのはやはりリョービのRSE−1250です。
今後リョービのダブルアクションポリッシャーについて投稿したいと思います。
それではまた〜!!