バッテリマークの警告灯が点灯した!バッテリが悪い?発電機が悪い?バッテリマークの解説!
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目次

バッテリマークとは?

バッテリマークとは、メーター内に点灯するバッテリの形を模したマークのことで異常を知らせる警告灯の一種。

このバッテリマークが点灯しているときは「発電系統」に関係した異常が発生しています。

バッテリマークの警告灯が表示される車種はどこのメーカーでも画像のようなマークが点灯します。

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バッテリ?発電機?何が悪い?

  1. オルタネーターの発電異常
  2. ベルトの滑り、断線
  3. バッテリ端子の異常

バッテリマークはバッテリ本体の異常を表しているのではなくオルタネーターなど発電系統に異常がある場合にバッテリマークの警告灯を点灯させます。

バッテリマークの警告灯だから「バッテリ異常」と言うわけではありません

ただし発電系統が異常でバッテリを駄目させ交換が必要になることはあります。

そして考えられる要因は大きく別けて3つ。それぞれ簡単に解説したいと思います。

1、オルタネーターの発電異常

バッテリランプ点灯で1番多い原因がオルタネーターの発電異常。ほぼこれと言ってもいいくらいバッテリランプ点灯時はオルタネーターの故障が多い。

オルタネーターとは回転することで発電する発電機です。

オルタネーターから発電した電気をバッテリに充電もしくは他の電装品の電源として使用する大事な部品。

昔の人は『ダイナモ』とも呼びますが、ダイナモは直流の発電機で昭和の時代の車に多く、オルタネーターは交流で発電制御している現代の発電機とそれぞれかなり異なります。

故障した場合は発電しないので、バッテリランプ点灯しバッテリ電池残量のみで車を動かすことになりバッテリ残量がなくなりしだい「走行中エンジンが止まる」「再始動不可能」など状態に陥ります。またバッテリが完全放電した場合はバッテリも交換が必要になり出費が増えます。

ただしオルタネーター内部の故障個所次第ではバッテリランプが常灯する場合と点灯、消灯を繰り返す場合もありますが、どちらにしろエンジンが突然止まる可能性があるので早めの交換が必要。

費用

  • 新品10万前後
  • リビルト品5万前後
  • 工賃1万前後

※価格、工賃は車両により異なるためあくまでも目安

現在ではアッセンブリー(丸ごと)交換が支流。

オルタネーターの本体は、故障した物を回収して中身を新品もしくは正常なものと入れかるリビルト品で5万円前後。新品だと10万前後。

部品代+1万円前後くらいの工賃が必要。

ちなみ分解修理も可能ですが分解すと工賃が高くなりリビルト品交換のトータル金額と変わらなくなります。

また分解修理の場合は悪いところしか買えないのですぐに他が悪くなる可能性もありますが、同じ価格で交換できるリビルト品は内部を新品同様に交換しているだけでなく、ほとんどのメーカーが保証がついているので後々のことを考えるとリビルト品交換がおすすめ!

2、ベルトの滑り、断線

エンジンと直結しているクランクシャフトプーリーがベルトで繋がったオルタネータープーリを回すことにより発電します。

  • 滑ってオルタネーターを回転させることができない
  • ベルトが切れて無くっている

この2つの要因でオルタネーターが回転できず発電できないためバッテリランプ点灯します。

また前者の場合は滑りと表しましたが滑るとキュルキュル音します。

しかしオルタネーターが回転できないほどベルトが滑ることは現実的にほぼありえないので、後者のベルトが無い可能性が高い。

費用

  • ベルト交換、1万円前後
  • ベルト調整、3千円前後

ベルトが無くなっている場合はベルト交換は約1万円前後。ベルトが緩い場合は3千円前後。

どちらでも車種により価格が変わってきます。

3、バッテリ端子異常(バッテリ異常)

カーバッテリのサルフェーション(バッテリ内部異常)が起こりバッテリ端子に青色の粉が発生します。

この青色の粉が原因でバッテリ端子と配線に電気が通らずオルタネーターが発電した電気を充電できなくなりバッテリランプが点灯する異常が発生します。

またサビにより端子部が朽ち充電できなくなる場合もあります。

ただしサルフェーションでバッテリランプが点灯する可能性はかなり低く、サルフェーションが原因の場合はどちらかと言えばエンジンがかからない可能性の方が高いです。

費用

  • バッテリ交換、1〜4万円
  • バッテリ端子清掃、数千円
  • バッテリ端子交換、数千円

バッテリ端子に青色の粉が発生している場合はサルフェーション、つまりバッテリ内部異常が発生しているのでほとんどの場合バッテリ交換と端子清掃が必要。

バッテリ交換は車種によりサイズが全く異なります。

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まとめ

バッテリマークが点灯したからバッテリが悪いと言う訳ではありません。

バッテリマークの警告灯は発電系統異常時に点灯するチェックランプで、そのほとんどが発電機のオルタネーター故障による発電不足です。

ごく稀にベルトが切れている車両を見かけますが2年に1回車検がある日本では車検項目のベルトは目視点検されているので切れるこ自体が稀。

またサルフェーション自体もなかなか見ない現象なのでオルタネーター以外のバッテリマーク点灯は自体が珍しい不具合です!!

しかしどんな状態においてもバッテリマークが点灯する不具合はバッテリの電池残量がなくなるとエンジンが停止するため早めの交換をおすすめします。

それではまた〜!

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