当たり前に装備されていたスペアタイヤは近年室内スペースの確保や重量物を減らした燃費向上などの理由からほとんどの車種がパンク修理剤に変わり、スペアタイヤはメーカーオプションになりました。
また「狭く安ぽい」イメージだった軽自動車が「広くてしっかりした造り」と時代の流れで室内の快適さも購入基準になったので、狭いスペースを最大限広げるためスペアタイヤが装着できない車種もあるほど。
目次
パンク修理剤よりスペアタイヤがおすすめ!!
パンク修理剤はあくまでも1回限りの応急用修理剤。使用後は車屋に持ち込みパンク修理する必要があります。
つまりパンク修理剤を使ってもパンク修理が必要で修理代+3千円前後の修理剤代も別途必要になります。
トヨタの場合は約1万円前後メーカーオプションでスペアタイヤを付けれるので修理剤を3回使った場合ほぼ同額になります。
同じ車で3回以上パンク修理することはほぼ無いですが3回以上ならスペアタイヤの方が経済的です!!
またあまり知られていませんがパンク修理剤は使用期限があり使ってなくても定期交換が必要なんです。
修理剤ではパンク修理できない場合もある!
パンク修理剤はタイヤの側面(横)からのエアー漏れやバーストなどは修理できません。
実際に「縁石に乗り上げ側面にキズが入りパンク」「何かの原因でバースト」「側面と正面(タイヤが路面に当たる部分)の微妙な位置に釘が刺さりパンク」などの意外に多いパンク原因ですがこれらはパンク修理剤では残念ながら修理できません。
パンク修理剤では修理できないパンクの場合は到着までに時間のかかるロードサービスを呼ぶかホイールが曲がるの覚悟で自走する以外はどうする事もできません。
しかしスペアタイヤはどんなパンクでも付け換えるだけなので経済面や実用性など考えるとスペアタイヤの方がおすすめです。
パンク修理剤のメリット
パンク修理剤にももちろんメリットはあります。
スペアタイヤは通常のタイヤと構造が異なり軽量に作られてはいますが、重量物であることには変わりはないので微々たるもんですが燃費が良くなります。
また男性でもジャッキを使い車を持ち上げスペアタイヤに付け替えるのは容易ではなく女性だとかなり重労働になります。しかし小型軽量のパンク修理剤はシガーソケットから電源を取り空気を入れるバルブに挿して修理剤を注入するだけで応急修理が可能なので女性でも簡単にパンク修理ができるメリットがあります。
スペアタイヤは後から付けれるのか?
普通車は後から取り付けることはできますが、スペアタイヤを固定させる金具や室内のパネルを交換しないと取り付けれない車種もあるので、メーカーオプションなら1万円程度の価格で付けれたとしても、後から付ける場合は3万円以上の費用はかかります。
なので普通車は後付け可能。軽自動車は車種により後付け可能。ただしメーカーオプションの価格より後付けの方が高額になります。
まとめ
パンク修理剤は車の知識が無い人でも比較的簡単に応急修理することができます。
しかし全てのパンクを応急修理することはできません。また応急修理が出来たとしても本修理が必要になりパンク修理剤も別途とかかります。
スペアタイヤは付け替えが肉体労働と多少の知識が必要にはなりますがメリットの方が多いのでメーカーオプションで選択しておく方がおすすめです。
それではまた〜!!