洗車場には必ずと言っていいほど設置されている高圧洗浄機。
家庭でもケルヒャー、ヒダカ、マキタの高圧洗浄機が比較的安く購入できるので自宅でも手軽に高圧洗浄機で洗車できるようになりましたね。
もちろん洗車好きな僕も高圧洗浄機をマストアイテムとし長らく使用してきましたが、安くなったとは言え1、2万円出してまでわざわざ高圧洗浄機を洗車に使う必要性があるのか?を実際に使って思った、感じことを自分なりにまとめたいと思います。
目次
筆者が使用してるはケルヒャーの「K5」
これまで愛用してきたのはケルヒャーの「K5」
このモデルはケルヒャーの家庭用高圧洗浄機の最上級モデルで耐久性、静粛性に優れタイヤ付で持ち運びが楽なだけではなくホースリール付きなので硬い高圧ホースの片付も楽。
さらにオプションのケルヒャー専用カーシャンプーまたは家庭用シャンプーを本体にセットするだけで手軽に泡泡のシャンプーを噴射することができます。
付属品も多く最上級モデルなだけあって価格は約4,5万円と高価。
洗車するだけのことを考えるならK5の水圧はオーバースペックなので価格と静粛性を考えると「K2サイレント」で十分事足ります(笑)
なので洗車には2万円くらいの高圧洗浄機がおすすめです!
洗車に高圧洗浄機は必要か?
磨き、洗車を専業としているプロの間でも意見は分かれると思いますが、洗車マニアな僕としては必要か?必要ないか?と言われれば『必要無い』と思っています。
この結論に至った理由は『高圧洗浄機で無理に汚れを落とすと傷の原因になる』からです。
傷になる理由
高圧洗浄機で汚れを落とすには、噴射部を近づけ水圧で汚れを落とす必要がありこの水圧が問題。
水圧は噴射部に近ければ近いほど手で触れることができないくらい水圧が強く、汚れを取るために近づけた状態で洗車するとブラシで洗っているようなもの。
さらに飛び石などで塗装が剥げてしまった部分に当てると水圧で塗装が剥がれてしまうこともあります。
傷を気にすると高圧洗浄機ガそこまで必要性が無くなる
高圧洗浄機で付く塗装の傷を気にすると自ずと噴射部を遠ざけ洗車する必要があるわけですが、遠ざけることで汚れが落ちなくなります。
こうなると高圧洗浄機で落としている汚れは乗っかっている汚れを飛ばしているだけで、大量の水道水で汚れを流すのと変わらない状態になり高圧洗浄機で洗車する必要性くなります。
最終的なすすぎには水量が足りない
もちろん遠ざけた状態でもしっかりとコーティングしていればへばり付いた汚れは無理でも虫汚れ程度なら落ちますが、カーシャンプーとスポンジで軽く洗うだけで簡単に落とせるため、自宅の場合はわざわざ高圧洗浄機出してまで使用するまでもありません。
また洗車後の最終的なすすぎはカーシャンプーを隅々まで洗い流す水量が足りないためドアの隙間に入り込んだ泡が残ります。
長い目を見れば泡が原因でサビを誘発してしまう可能性も。また残ったカーシャンプーはシミの原因にもなります。
やはりカーシャンプーを完全に流すのにベストな方法は最終すすぎはホースから直接水を流して隅々に溜まったカーシャンプーをしっかりと流すことだと言えます。
節水できる!
家庭で洗車するのに水道料金がかかるので唯一使うメリットを感じるのは「節水」できるこです。
特に毎週のように洗車する人はかなり節水できるのでは!シャワーヘッドでも節水できますけどね(笑)
またメリットで言うと泡がでるフォームガンが使えると言いたいところですが、カーシャンプーも乾いてしまえばシミの原因になります。
たとえ屋内洗車でも気温が高ければ乾くのが早くなるので洗車中の給水は必要。しかし給水してしまえば泡は消えてしまうのでフォームガンが使えるからと言うのは個人的にはメリットに感じません。
まとめ
- 近づけ過ぎると傷になる
- 遠ざけると水道水の水量で十分洗い流せるので必要なくなる
- 最終的なすすぎには水量が足りない
- 節水にはなる
これらの事から僕はあまり使わなくなりました。
ここまで高圧洗浄機に否定的な事を書きましたが、否定しているのではなく自宅での洗車ではわざわざ出してまで高圧洗浄機を使う必要はないと言うこと。
しかし節水にはなるし、洗車場など備え付けの場所であれば倉庫から出してセットする手間もないので大いに使っていただきたいですが、使うのであれば遠目から洗浄し、取れない汚れは近づけて水圧で落とすのではなく、カーシャンプーでしっかり洗い、それでも落ちないのであれば虫取りクリーナーなど汚れに対して適切なクリーナーを使用するのがベストな方法。
そもそも高圧洗浄機によりも適切なのは洗車用品、洗車方法だと思います。
雑巾のようなタオルで水分を拭き上げるなら高圧洗浄機にこだわる意味もありませんかね……
あくまでも洗車マニアから見た高圧洗浄機の話で、全ての人が理解できる話ではなく、僕のように傷、シミを許さず「何年経っても新車のような輝きを保ちたい」人もいれば、消耗品と言って年に2回程度しか洗わない人もいるので、結局はその人に合った方法で洗えばいいと思います!
新車のような輝きってのが言葉では一言でも実際は奥深くて難しいですけどね!
それではまた〜!!