当ブログの『「クレオタオル」を使ってみた!!』ですでに アイアンバスター2 の評価を一部書いていますが(賛否両論あるクレイタオルを使った感想をどうしても先に書きたかったので投稿の順番が逆転してしまいました)今回はより詳細に「アイアンバスター2」の評価、感想を書きたいと思います。
※初代「アイアンバスター」を使った事が無いので初代と2の違いはわかりません。
目次
アイアンバスター2とは
会社 | スパコレ |
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商品名 | アイアンバスター2 |
定価 | ¥1,990(税込み) |
容量 | 500ml(2倍に希釈タイプ) |
用途 | 鉄粉取り |
その他 | スプレーボトル別途必要 割安の4L入も販売しています |
お得意のガラス瓶(笑)に入った青い液剤「アイアンバスター2」は2倍希釈させたものをスプレーボトルでボディーに直接シュシュと吹き付け数分待つだけで簡単に鉄粉取りができる液状の「鉄粉取り剤」です。
しかしこの手の液剤タイプの鉄粉取り剤は探せばいくらでもあるので「スパコレ」独自製品って訳ではありませんが「クレイタオル」との相性を考えて作られていると思う(多分)ので、クレイタオルを使用するなら「アイアンバスター2」と併用する事をおすすめします!
容量は500mlと少なく感じますが、水で2倍に希釈する(アイアン1:水1)タイプなので実質容量1000ml(1L)なので少なくはありません。ただし希釈させたアイアンバスター2をボディーに吹き付けるのにスプレーボトルが別途必要。
使い方により使用量は変わってくるのであくまでも目安ですが、僕のヴォクシーを全周鉄粉取りするのに約500mlくらいだったので1000mlで約2回分くらいですね。
また1000mlで1,990円なら高くも安くもなく平均的な価格です。
しかし4L入りなら7,990円。こちらも2倍希釈なので8L7,990円=1L990円とかなり割安になっています。
アイアンバスター2の必要性(鉄粉取りの必要性)
「そもそも鉄粉取りは必要なのか?」
と思われる人も多いと思いますが、1週間に1回、多い週だと2回洗う僕の車ですら洗車後ザラザラ感が残り、多少ですが鉄粉が付着しています。
もちろん洗車だけでは鉄粉は除去できません。
鉄粉が付いた状態で長い間放置すると塗装を傷め艶、光沢がなくるだけではなく、カーコーティング全般のノリを悪くし、どれだけ良いコーティング剤を塗ったところで光沢が出ない、水を弾かないなどコーティングがけすること自体が無意味と言っても過言ではありません(よほど鉄粉が付着しない限りそんな事はないですけどね)
つまりどれだけ高価で良いコーティング剤でも下地処理を「する」「しない」では、光沢、耐久性にあからさまに差が出るので鉄粉取りついでに油分などの汚れも除去してコーティングが乗りやすい下地にする為に必要なんです。
こう言った理由から「アイアンバスター2」などの鉄粉取り剤は「鉄粉取り」だけではなく雨などで付着した油膜、油分やその他の汚れを一緒に除去できコーティングを塗る前の下地処理をしっかりできるんです。
※油分は除去できますが雨染み、ウォータースポットなどは除去できません。
※塗装の状態によっては磨く必要もあります
もちろん鉄粉が付着していないならわざわざ「アイアンバスター2」を使わずに油分などを落とす下地処理剤でもいんですが、各メーカー「コーティング剤」はあっても「下処理剤」ってなかなか無いんですよね!
アイアンバスター2の使い方
1、水で薄める
まずは上記で書いてあるように「アイアンバスター1:水1」で薄め自分で購入したスプレーボトルに入れましょう!
ちなみに目盛り付きスプレーボトルだとボトル内で楽に希釈ができるのでおすすめです!!
それと匂いなんですか……直接に匂うと硫黄の匂いがします(一言で言うなら臭い(笑))が吹き付けると硫黄臭をバニラの匂いで誤魔化した甘い匂いがします。
僕は独特な匂い過ぎて臭いと思いましたが、人によっては「甘い匂いがする」と言った違いがあるのでこればかりは実際に使ってみないと何とも言えません!
2、アイアンバスター2吹き付け
ボディー全体にまんべんなく薄めた「アイアンバスター2」を吹き付けます。
注意
吹き付けたアイアンバスターが乾くと染みになる可能性があるので炎天下での作業は避けたほうがいいです。
またどうしても炎天下で作業する場合は面倒くさいですが1パネルずつ鉄粉取りする事をおすすめします。
3、吹き付け後2〜5分待つ
吹き付けると直ぐに鉄粉が付着している所が紫色になるのでこの状態で2〜5分待ちましょう。
ただしアイアンバスターの乾きが早いようなら5分待たずに次の工程に行きましょう!!
4、スポンジまたはクレイタオルで撫でるように洗う
クレイタオルを使用する場合はここで使用しますが、クレイタオルを使いたくない場合はスポンジで撫でるように洗いましょう。
注意
残念ながらアイアンバスター2だけでは完璧に鉄粉を除去できません。完璧に除去したい場合はクレイタオルと併用してください。
ただしクレイタオルは使用方法が難しく、使い方次第では傷が無数に入るので気をつけて施工してください。
またクレイタオルを使用しない場合は完璧に鉄粉を除去は出来ませんがスポンジで撫で洗いすると油分は除去できます。
5、洗い流し、終了
スポンジだけで洗った場合でも水で洗い流した後は画像の左半分のように水分がヌペーとします。この状態が油分を除去出来た状態ですがクレイタオルを使用してない場合は鉄粉が若干残りザラザラします。
ただしコーティング施工車の場合はコーティングは取らずに鉄粉のみを取り除くので画像のようにヌペーとならずに撥水します。
これについてはマイカーのヴォクシーで「アイアンバスター2」と「クレイタオル」を併用しましたが、施工後は「スパシャン」が落ちずに撥水していたことから、鉄粉、油膜だけを取り除く物だと思います。
下地をリセットしたい場合
上記の理由から「アイアンバスター2」では下地をリセット(コーティング剤を落としたい場合)出来ないので、リセットしたい場合はこちら↓
この「水垢落とし」だとスパシャンも落とすことができました!!
まとめ
長々と書きましたが液剤を吹き付けて流す(スポンジで洗う)だけでは、ざっくりとは除去できますが、完璧に鉄粉を除去することはできずトラップ粘土やクレイタオルと併用する必要があります。これ関しては「鉄粉取り剤」全般に言えることでこの製品に限ったことではありません。
また「アイアンバスター2」に関しては除去性能が高い訳でもなく(悪い訳ではありません)価格が安い訳でもなく(500mlの場合)突出したところも無いので至って普通のありふれた鉄粉除去剤だと思います。
ただ液剤の粘度が高くタレにくく泡立ちがいいのでクレイタオルと相性の良い「鉄粉取り剤」と言えます。
個人的には現在のところ「クレイタオル」をオススメしていない為『可もなく不可もなく』と言った製品ですね(笑)
しかしながら「クレイタオル」と併用すると時短で簡単にツルツルになります!!
最新版はアイアンバスター3(2019年7月現在)⇩
それではまた!