いきなりですが、最近警察庁が呼びかけている
「夜間走行中はロービームより2.5倍先を照らすハイビームに小まめに切り替えて走行し、危険を早期に発見して事故を減らしましょう」
と言う事をニュースでやっていますが…
「対向車が来るたびに、いちいち切り替えるの面倒くさいだろ!!」
と僕は思いますってか皆も思いますよね?(笑)
しかしそんな面倒くささを解消する便利機能オートマチックハイビームをご紹介します。
※トヨタセーフティセンスのオートマチックハイビームの説明になります。
目次
オートマチックハイビームとは
オートマチックハイビーム作動中に対向車のヘッドライトの明かりを感知するとハイビームを自動的にロービームに切り替え、対向車が通り過ぎるとハイビームに切り替えるシンプルな機能なんですが、意外に便利な機能です!
※ちなみにオートマチックハイビームは英語で略して「AHB」と言います。オートマチックハイビーム異常時や作動不可時には「AHB異常」などの警告表示が出るので覚えとく、焦ることも減ると思います。
オートマチックハイビーム作動条件
「ヘッドライトスイッチをハイビーム」
「オートマチックハイビームスイッチON」
にすると画像のAUTOランプがメーカー内に緑で点灯すれば「オートマチックハイビームON」状態。またハイビームが点灯している時は青色のハイビームランプがメーター内に点灯します。
作動条件
- 30km以上で作動
- 夜間
- 前方にヘッドライトが点灯した車がいない
- 街灯の光が少ない
基本的には夜間の走行中に作動するようになってます。
オートマチックハイビームが搭載車されている車種
セーフティーセンス付き車にはオートマチックハイビーム機能は付いてきます。
また2017年前後ではメーカーオプションやグレードにより搭載されていましたが、現在のトヨタ車にはほぼ全車にセーフティーセンスが標準装備化されているのでオートマチックハイビーム同じように付いています。
衝突回避機能のセーフティーセンスは今では当たり前の機能ですね!
実際の使用感想
市街地や高速道路など街灯が多い場所であれば、街灯や建物の光または看板に反射した自車のライトの光さえ対向車の光と感知してしまい、自動でロービームになったと思えば、突然ハイビームになったりと、はっきり言って精度がひくく意味がないと言うか頻繁に切り替わって対向車だけでなく運転者にも迷惑です(笑)
「この精度の機能ならいあらないな…」と思っていたのですが
画像の様たまに対向車が来る街灯のないる田舎道なら、ハイビーム、ロービームをいちいち切り替える必要が無く、対向車のヘッドライトの感知するのでオートマチックハイビームの機能が発揮され非常に便利でした。
まだまだ精度が低いとしか言いようがないですね!
最後に
今更ハイビームにしろしろ言い始めた理由を考えたのですが、最近の新車に多いLEDヘッドライト(プロジェクタータイプ)も関係しているのではないかと思います。
プロジェクターが分からないかたこちら↓
LEDヘッドライトが普及し始めた当初多かったのが
「前に比べてヘッドライトは明るいけど暗い」
とご要望が多く最初は意味がわかりませんでしたが、実際に走ってみると確かに明るいけど暗いんです。
理由は特にLEDプロジェクターヘッドライトでは画像のように明るい場所と暗い場所の境目がきっちり別れる(カットライン)事でヘッドライトの光を明くしても
「運転手は明るい、対向車は眩しくない」
ようになりましたが、LEDの光は暴光と言っていいくらい明る過ぎるので、最初からヘッドライトの光をハロゲンに比べて下向き調整されている事が多いので光が遠くまで届かないんです(凸凹路や坂の頂上付近では眩しい車がいますよね?その眩しい車が大体LEDかHIDです)
「じゃヘッドライトの光の高さを調整して高くすれば見えるようになるの?」
と言う疑問が出てくると思いますが光の高さも車検適合範囲がありますし、何よりハロゲンと同じ高さにするだけでちょっとした段差などで対向車が眩しくなってしまい、パッシングされやすくなるのでハロゲンより下向き調整しています……
これらの事からプロジェクターヘッドライト(特にLED)の場合は光は明るいんですが、上部は真っ暗+仕方なく下向きに調整されいる事が多いのでロービームで走行していると遠くを照らさないから直前まで人や物が見えないんです……
そういった理由から事故予防にはやはりハイビームを使う事をすすめている理由の1つでもあると思いますが……
市街地ではやっぱりハイビームいちいち切り替えるのが面倒くさいのでもっと精度の高いオートマチックハイビームが開発される事を期待しましょう(笑)
それではまた。