車のボディーの鉄粉とは?原因と除去道具を紹介
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洗車後にボディーを触った後に感じるザラザラ感。

このザラザラの主な原因はボディーに刺さった鉄粉が大根おろし機のようになる事が原因です。しかも鉄粉を放置ししてカーコーティングしてもコーティング本来のツヤツヤとした触り心地を損なってしまいます。

目次

鉄粉の原因は?

ブレーキパッドから出る『ブレーキダスト』や鉄工所などの『工場』または『電車』などから出る小さな鉄の粉が原因で車のボディーに刺さることでボディーがザラザラとして肌触りになり、また観賞用で室内保管していない限りどんな車でも鉄粉は必ず刺さります。

特に大量に刺さる環境は線路沿いや鉄工所などの工場沿いの駐車している車。目で見てザラザラなのが分かるくらい大量に刺さります。

ちなみに僕が見た過去最大限に鉄粉が刺さっていた車はボディーだけではなくガラスまで大量の鉄粉が付着しワイパーゴムが1ヶ月くらいで駄目になる車がありました(笑)

ただし鉄粉の付着が少ない場合は 白い車だと黒い点の鉄粉を目視で確認できますが、黒い車では同化してしまい見にくくなっています。

また早い段階であれば乗っているだけなので洗車である程度落とせますが、刺さってしまった場合は普通に洗車しても落とせないので気が付いたらザラザラだったと言うことも……

除去しないとどうなる?

鉄粉もただの鉄なので水や酸素で酸化します。酸化することで塗装深くへ浸出し最悪の場合は塗装の内側から錆させる原因になりまります。

目で見える場合は見た目が悪くなり、ザラザラとした肌触りでカーコーティングのツルツルとし肌触りを損ないます。

またボディーに刺さった鉄粉が水の流れを邪魔することで同じ場所に水が溜まりやすくなりシミを誘発させる原因にもなります。

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鉄粉除去用品の紹介

洗車では簡単に落ちない鉄粉ですが鉄粉除去専用の用品を使うことで除去する事ができますが鉄粉除去専用の用品は数多く販売されているので紹介します。

※メーカーが多く製品質が低い物から高い物まばバラつきが大きくいので参考価格以上の製品の紹介になります。参考価格以下の製品には当てはまりません。

・鉄粉除去粘土

最も知名度があるのが「鉄粉取り粘土」で「トラップ粘土」とも言われます。

粘土は鉄粉を内部取り込みながら除去するため定期的に練り込み綺麗な面で除去する必要があり、傷が鉄粉除去用品の中で1番傷が入りやすくなっていますが、除去力は1番強くなっています。

また除去力が強い物から弱い物が数種類あり、除去力が強くコンパウンド配合している製品からボディーに傷が入りやすくなる特徴があります。

知名度が高いだけあって多くの製品があり安易に使用されていますが、基本的には除去後は磨く必要があります

・鉄粉除去ラバーパッド

スポンジに粘土に近いゴム素材の除去材が付いているのがラバーパッドです。

粘土は除去した鉄粉を粘土内に取り入れますが、ゴム素材ラバーパッドは除去した内部に留めることなく、水で洗い流せるので傷が入りにくく、洗うと繰り返し使用できるのが特徴。

除去力の違う製品や丸型スポンジ、長方形スポンジなどの種類があります。

丸型スポンジの場合は製品によってポリッシャーとスムーサー(潤滑剤)によって素早く除去できるタイプもあります。

・鉄粉除去ラバークロス(タオル)

公式ステッカー付 Drケアコレ クレイタオル2018 スパシャン 進化してボディに傷が入らない ボディに付いた 鉄粉 や 虫 を 簡単除去 SPASHAN 洗車 カーケア コーティング剤 クレイタオル

ラバーパッドのクロス(タオル)版がラバークロス。

こちらも水洗いすることで繰り返し使用できて経済的。

パッドとの違いは一度に広範囲の除去ができ、柔軟性がいいことから湾曲した部分にも使用できるのが特徴。

ただしラバークロスはスムーサーや鉄粉除去クリーナーなどの潤滑剤と同時に使う製品が多くなっています。

・鉄粉除去クリーナー(液剤)

液剤を吹きつけることで鉄粉が溶けて紫色に反応します。

ただし鉄粉を完全に溶かすのではなく、鉄粉の周りを溶かして体積を小さくし抜けやすくする為の液剤なので、吹き付け後はスポンジなどで軽く擦りながら鉄粉を除去する必要があります。

また液剤が硫黄のような匂いがきつい製品が多くなっています。

鉄粉除去クリーナー単体使用の場合では傷を入れずに鉄粉除去が可能ですが除去力が弱く軽度の鉄粉しか除去できません。

ただし鉄を溶かす液剤のため施工後はしっかり洗い流す必要があり、取り扱いを間違えると塗装面だけでなく車全体にダメージ与えかねないため取り扱いは注意が必要。

他の鉄粉除去用品と同時に使用することで潤滑剤の役目をはたし除去用品の単体使用より傷を軽減しつつ効率良く鉄粉除去が可能(双方が同じメーカーの場合に限る)

番外編

・鉄粉取りシャンプー

取り扱い注意な鉄粉除去クリーナーをカーシャンプーに配合してみた製品。

洗車中にカーシャンプーが乾いた場合はダメージを入れかねないので、クリーナーの配合量は少なめだと思いますが………クリーナーの成分が多いとダメージを与えるし、少ないと鉄粉除去が全くできないとデメリットしか感じない製品なので番外編で紹介。

後カーシャンプーなのに硫黄の匂いがすると言うね(笑)

鉄粉除去カーシャンプーについては一切おすすめしません!!

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鉄粉除去の注意

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鉄粉除去クリーナー以外の除去方法では大小ありますが洗車傷程度の薄い傷は必ず入ります

しかしある一定条件の光(夕日や夜の街灯など)に当った時にオーロラのように見えるかなり薄い傷なので(深い傷が入る場合もあります)日陰ではまず見えないでしょう。またDIYの環境では白系の淡色車ではわかりづらく、黒系の濃色車ではわりやすくなっていますが、目に見えやすいか見えにくいかの違いであってどちらも傷が入っている事にはかわりはありませんし、むしろプロの環境下では淡色車だろうが濃色車だろうが薄い傷を見ることができるので、鉄粉除去と磨きはワンセットになっているほど鉄粉除去と言うのは傷が入りやすい作業になります。

まぁ洗車傷程度の浅い傷は必ず付くから仕方ないと思ってる人には関係のない話ですけどね!

まとめ

  • 除去力

粘土>パッド=タオル>クリーナー

  • 傷の入りやすさ

粘土>パッド=タオル>クリーナー

  • 施工時間(左が最も早い)

クリーナー>タオル>パッド>粘土

  • 価格(左が最も高価)

パッド>タオル>クリーナー>粘土

  • 安全性

粘土=パッド=タオル>クリーナー

  • おすすめ

クリーナー>パッド=タオル>粘土

鉄粉除去用品を使うとどうしても傷が入ってしまいますが、その傷を磨くのにポリッシャーが必要になります。

しかしDIY環境ではポリッシャーを持ていない場合やポリッシングの知識、経験が無い場合は傷口を大きくする可能もあるため傷が最も入りにくい「鉄粉除去クリーナー」が1番おすすめです。

ただし除去力が弱く完全除去するのに数回除去する必要があったりと鉄粉除去クリーナー代がかさんだり、もしくは完全に除去できないこともあります。また鉄粉除去クリーナーは薬剤なので取り扱いを間違えると鉄粉を除去する予定が塗装にダメージを入れてしまう可能もあるため軽率を扱うのはご法度。使用方法を理解してから使いましょう!

「傷が入っても磨ける」と言う人には物理的な除去方法の中では傷が入りづらく広範囲にスピーディに鉄粉除去ができる「鉄粉除去パッド」か「鉄粉除去ラバーパッド」がおすすめです!

それではまた〜!

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