前回ブレーキリングの取り外しを紹介致しましたが個人的には納得できるトルクではなかったので更ならトルクアップを求め「ベアリングホルダー」「低床パット」「延長コード」に交換しました。
また改造パーツ以外にプロヴァイドさんの専用バフと専用コンパウンドも合わせて購入しました。
注意、固定コンセント後の機械の改造については法律上罰則はなく違法ではありませんが(固定コンセント内の配線の改造は資格が必要)改造する事により責任所在者が製造、販売メーカーから自分になるので、改造は自己責任でお願いします。
目次
改造パーツ交換方法
今回の改造パーツはプロヴァイドさんの
【『次世代研磨システム・Mastermind』RSE-1250+低重心軽量ヘッド+PVDベアリング セット
】+【5m電源コード】
を購入。
『次世代研磨システム・Mastermind』セットにはバフやコンパウンドも付いてくるので本物のプロが扱う製品を実際に使って磨けるのが魅力的なセットになっています。
【メーカーHP.PROVIDE】
必要工具
- プラスドライバー
- プライヤー
- 絶縁用ビニールテープ(電源コード用)
分解するのにプラスドライバー1本とベアリングホルダーを締めるのに空回りするのでプライヤーを1本準備しましょう!
ビニールテープは電源コード交換用に準備しています。
1、パット(ヘッド)取り外し
プラスネジ4本取り外しパット取り外し。
画像はブレーキリング取り外し編の使い回しですが(笑)ブレーキリングが付いたままの場合は取り外して下さい!!
2、ベアリングアダプター取り外し
空回りするので周りの鉄をプライヤーで掴みながら中心のプラスネジを取り外しベアリングアダプターを外します。
電源コードを交換しない場合は折返しですが僕は交換するので進みます。
ついでに中にある鉄を持ち上げて取ります。
この鉄が防塵用の粉塵を外に掻き出すファンの役目と憶測ですが半分だけウェイトのよう形状になっているので回転のアンバランスを造ってトルクを上げていると思われます!
3、本体分解
10箇所のプラスネジを外して本体を半分に分解します。
ちなみに電源コードを手前にして本体カバーの左側に全てついてくるので、左側を下にして分解しましょう。
どのみちネジを取るのに左側を地面に向けないとネジが取れないのでそのまま分解して問題ないです。
4、標準電源コード切断と5m電源コード接続
元の状態が分からなくならないように分解した時点で写真を撮っとくといいです!
グリップ部分の白-黒線を切断し5m電源コードを接続。
本来であればハンダ付けするのがベストなんですが、ハンダが無いので配線同士をグルグルにまとめて接続。
またギボシを取り付けることも考えましたが配線が収まる場所がかなり狭く柔軟に折れ曲がってくれないと入らないと判断し、ビニールテープで絶縁し終了(笑)
5、本体組み付け
閉じた時に配線を挟まないように配線がしっかり入っているか確認。
電源コードは半ば無理やり押し込み(笑)カバーを閉じます。
カバーがすんなり閉まらないようであれば何かが干渉している可能性が高いので再度確認してください。
6、改造用ベアリングアダプター取り付け
鉄の切り欠きとモーターのピンを合わせて取り付けた後ベアリングアダプターを取り付けます
鉄が回転するのでプライヤーで掴み押さえながらベアリングアダプターの中心のネジを締めます。
7、低重心軽量ヘッド取り付け
低重心軽量ヘッドを取り付け、4本のボルトを左右に均等に締付け。
電源コード延長とベアリング、パット交換完了!
使用前に一度作動確認はしましょう!!◆組み付け後に高音の異音がする場合
分解、組み付け後に作動させると「キュー」と言うような異音が鳴りだす場合があります。
この異音の原因は分解したことによりモーターに電気を流すコンミュテータとブラシの当たりが変わり発生します。
僕も分解後に異音がなりだしたので、ブラシを削ったり、コンミュテータを少し削ったりして見ましたが全く解消されず……当たりが出れば異音も止まるかと諦め半分で使用すること30〜40分。気がついたら解消されていました!
もし異音が発生した時は一度無視して使ってみて下さい!治らなければ別に原因があります。
交換後の感想
新調したプロヴァイドの専用バフと専用コンパウンドで試し磨きをしてみました。
せっかくなのどれくらいトルクアップするのか動画でお見せしたいところですが………色々な都合により画像のみ紹介(笑)
深い傷もある傷だらけのサイドバイザーをロングウールバフと初期研磨用コンパウンドで2、3回程度中心より左側だけ磨いた画像!
トルクアップしバフがスムーズに回転するので比較的簡単に深い傷も除去できましたが、バイザーは柔らかいので簡単に綺麗になります。
ピラーの塗装部をサイドバイザーと同じ組み合わせのロングウールバフと初期研磨用コンパウンドでワンポリッシュしただけの画像。
深い傷はやはり残っていますが深い傷だけ磨いていけばある程度とれます。また初期研磨コンパウンドでもオーロラやバフ目はかなり目立ちにくくなっていますが黒は仕上げ磨きが必要。
そしてセカンドカーのボンネットだけ磨いてみました。ボディーカラーが白で画像では傷が映らないので磨いた後の画像です!
洗車傷程度ならワンポリッシュ!
深い傷には時間をかけて数回磨けばほぼ取れましたが、ボンネットに入った全ての傷を消すのに40分はかかったのでゴリゴリ磨けるわけではありません。また酸性雨などに凹みダメージは流石に取れないので無視しました。
まとめ、感想
プロが改造して使うだけあってダイアル3以上であればほとんど止まる事がないくらいトルクアップし仕上げ磨き用から磨けるポリッシャーに変わったのが体感できます。
また電源コード延長とRSE-1250の軽量、コンパクトが相まってかなり扱いやすい。
しかしプロヴァイドさんの専用のロングウールバフは薄型で、低重心化する事によりトルクがダイレクトに伝わりやすく回転が止まりにくい。さらに暴れにくくなる特徴もあります。
また専用コンパウンドも扱いやすく、これらが上手くマッチして磨きやすくもなっています。
少し話が脱線しますが今回紹介していない「バレット」さんの専用バフ、コンパウンドもかなりおすすめ!!
話を戻しますが所詮はダブルアクションポリッシャー。深い傷を取るのは時間がかかりますし単純な磨きだけで言えばシングルアクションの方が早い。
なので改造すると仕上げ研磨向きから中間研磨、仕上げ研磨向きになるといったところ!!
しかしDIYならこれ1本で十分な性能です。
それではまた~!