車のエアコンの効きが悪い?症状と原因を簡単に紹介!
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夏場になると多発するエアコンの(冷房)の効きが悪い症状と原因を解説したいと思います!

目次

エアコンの構造

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色々な部品や作動はありますが、ここでは詳細を省きすごく簡単に説明します(笑)

家庭用エアコンでもカーエアコンでもエアコン内部にガスが補充されているのはほとんどの人がご存知だと思います。

車の場合はエンジンルームにあるエアコンコンプレッサーによって圧縮したエアコンガスを圧送し、配管を通って室内に入り風を冷却し冷風にしています。

また室内を通ったエアコンガスは配管を通りエアコンコンプレッサーに戻されるのでエアコンガスの漏れが無い限り半永久的に循環しています。

ちなみにはエンジンの回転でエアコンコンプレッサーを回しているので、信号待ち停車中にアイドリングストップ機能によりエンジンが停止した場合はエアコンガスが循環しなくなるので冷房が出なくなります。

またエンジンが頻繁に止まるハイブリットカーは冷房性能を維持させる為にエンジンが停止しても作動できる電動コンプレッサーが装備されています。

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症状と原因

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注意、ここで説明する症状、原因は一例なので、あくまでも目安だと思って下さい。

1、朝や夜は冷風が出る場合

・症状

朝や夕方、夜の気温が低い時間帯はエアコンは冷いもしくは若干冷いが、日中の暑い時間帯はエアコンが効かない。つまり冷えが悪い場合はエアコンガスが少ない。

・原因

  • エアコンガスが少ない

「時間帯によってエアコンが全く効いてない訳ではない=エアコンガスが少ない」ので外の気温が低く、さらに直射日光が当たらない時間帯はエアコンの効きが悪くてもある程度冷えるが、日中は暑いので冷えきらない。

ただし日中でも冷風が出る、出ないを繰り返すようならエアコン装置の不良の可能性が高いです。

・修理代

振動により配管のつなぎ目などから徐々に減る「経年によるガス抜け」の可能性もあります。なのでエアコンガスを補充するだけで済む場合も多いのでガス代のみで済みます。「過去に一度ガスを補充していたり新車登録から5年程度で少ない場合」はガス漏れの可能性が有り修理代は漏れ箇所により変わりますが数万〜数十万と高額になることも。◆補足

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経年よるガス抜けは配管と配管にあるつなぎ目などのOリングと言うゴムのガスケットが経年劣化し車の振動などでねじられたりすると隙間から微量に抜けることで徐々にエアコンガスが減っていくことです。

なので基本的にはエアコンガスは抜けることはないので、エアコンガスが少ない時点で漏れでもあります。

しかし経年のガス抜けで初めてエアコンが効かなくなるくらい少なくなった場合はガス補充しても3〜4年くらいは何の問題も無くエアコンが効くことが多いので漏れではなく経年による抜けと言っています。

なので2年に1回や1年に1回ガスを補充する場合は、間違いなく漏れていす。

2、全く冷風が出ない場合

・症状

昼夜問わず何をしても全く冷風が出ず、ぬるい風しか出ない。

・原因

  • エアコンガスがかなり少ない
  • エアコン装置の不良

久し振りにエアコンを冷房にするとガスが減っていても気づかないのでエアコンが全く効かない「エアコンガスが少ない」場合やエアコン装置(コンプレッサーやリレーなど)が壊れてエアコンが全く効かない「エアコン装置の不良」の場合もあるので、エアコンガス点検して異常が無ければエアコン装置といった診断が必要になりす。

・修理代

ガス漏れは「1、朝や夜は冷風が出る場合」と同じ。

エアコン装置であれば多いのが「コンプレッサー」「リレー」または「冷暖房切り替え装置」の故障。また故障箇所によって修理代は全く違い「リレー」だと数百〜数千円で済みますが、それ以外装置なら数万円以上です。

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ちなみエアコンガスが正常であれば10年以内の新し目の車はコンプレッサーが悪いことが多いです。

3、風が出ないから冷えない場合

・症状

冷風が吹き出し口から出てこない。またエアコンの音がうるさい。

・原因

  • エアコンダクトのつまり

グローブボックスからはみ出た袋などがエアコンフィルターの上部につまり風を送風できないので風が出ない。また風を送る「ブロアブロアモータ」に負荷がかかるのでエアコンの音が煩くなります。

これに関しては冷房も暖房も出ないので解ります。

・修理代

袋などの異物を取り除くだけで治るので修理代はありませんが、吹き出し口の一部だけ出ない場合はダクト内が詰まっている可能性があるのでエアコン装置の分解が必要になるので修理代がかかる場合もがあります。

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自分でガス補充や修理はできるのか?

エアコンガスを補充するだけなら「エアコンガスチャージャー 」や 「HFC-134a(エアコンガス)」 で可能です。

しかしエアコンガスは車種ごとに規定量があり、入れ過ぎるとエアコンが効かなくなるどころか故障原因に繋がるので入れれば良いと言うものではないので、あらかじめ規定量を下調べしておきましょう。

ただしコンプレッサーなどのエアコン関連部品を修理、交換する場合はエアガス=フロンガスはオゾン層を破壊する有害ガスのため「フロン排出抑制法」でガスは回収すること定められています。

なので修理する場合は何十万円もする回収機やエアコン配管内を負圧にさせる真空引き用の真空ポンプが必要になり修理する前の道具に高額な費用がかかるので素直に点検、修理は車屋にお任せしましょう!!

まとめ

車の冷房は今回説明した部品以外にも数多くの部品があるので今回説明した症状と原因はほんの一例に過ぎません。

また故障診断、修理には専用道具が必要にもなるのも分かってもらえたと思うので素直に車屋にお願いしましょう。

以上症状と原因でした!

それではまた。

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