スパシャン2020が販売開始されすでに4ヵ月(現在4月下旬)経っているのと知名度が上がったスパシャンは多くの方がレビューされているので、今更ですが「スパシャン2020」をレビューしたいと思います。
目次
スパシャンとは
知名度が上がったので今更説明する必要もないとは思いますが『スーパースポーツコレクション』から販売されている疎水性(そすいせい)カーコーティングが「スパシャン」です。
有名になりましたねスパコレさん(笑)
見てわかる通り後ろの数字は販売した年を表しているので「スパシャン2020」は2020年製のスパシャン。
ベースの製品は1年に1回年末年始にリニューアルしていますが、同じ年に改良されたスパシャンが販売されることもあります。
またスパシャンとは別に「スパシャンプロ サタン」や「スパシャンプロ ジョーカー」などの全ての性能がワンランクもツーランクも上のスピンオフとも言えるスパシャン製品も販売されています。ただ高いのがネック(笑)
スパシャン2020
メーカー | スパコレ |
製品名 | スパシャン2020 |
用途 | カーコーティング剤 |
容量 | 500ml |
撥水 | 疎水性 |
僕自身これで「2018」「2019」「2020」と3年連続スパシャン製品を購入していますが、スパシャンと言えばシャンパンボトルに似たガラス瓶は健在。
スパシャン2019の金色の背景に浮世絵のイラストがインパクトあるデザインから一変スパシャン2020はオリンピック聖火のデザインと日本代表の桜カラーがモチーフになっている落ち着いたT0KYOオリンピックデザインになっています。
箱も含めデザインにプレミアム感があってこれはこれでかっこいいですよね!!
残念ながらオリンピックは延期になりましたが(笑)
これまでのスパシャンは、なにかしろの色がついており粘度高くドロドロしていた製品が多かったのですが、今回は無色透明で粘度が低くサラサラしています。
スパシャン2019はコーティングが分離していましたが2020は離している感じもありません。
撥水は従来通りの「疎水性」ですが2020は疎水の限界を超えたボディーが水を拒否する「拒水性」に進化したらしい!!
希釈割合
スパシャン2020『1』に対して水『100』の割合で入れてよく混ぜ合わせてください。
箱から引用
『100に対して1』つまり100倍の希釈割合。
中型車なら1回のコーティングで約4Lくらい使用するので、1回で40mlの原液を使用します。
また容量500mlなので毎回4Lに薄めたスパシャンでコーティングした場合は約12.5回分のコーティングが可能。
さらにスパシャン2020は8800円なので1回辺り約700 円。
1ヶ月に1回程度コーティングすると丁度1年でなくなるので丁度いい量ですが1回辺の価格は安くはないですね。
スパシャンはカーシャンプではない
スパシャン2017を販売していた当初は使用方法などが記載されていなかったので、カーシャンプと同時にコーティングするコーティング剤と思われていました。
僕自身カーシャンプのように洗いながらコーティングができるコーティングだと思っていましたがメーカーHPのスパシャン2020の説明文には
まずボディーを水道水、またはカーシャンプなどを使用してホコリや汚れを洗い流します。
と使用方法の最初に記載されているのでスパシャン2020はコーティングinカーシャンプとは使用方法が違うと言うことがわかります。
ただしパッケージの裏の使用方法にはスパシャンを希釈していきなり洗いはじめている方法が記載されているのでコーティングinカーシャンプと同じ要領だと勘違いする人も中にはいるのでは?
使用方法は簡単でもいいですが1から100までの手順は記載して頂きたいですね!!
撥水確認
撥水
撥水性は変わらず水が引いていく親水性と水玉に撥水する撥水性の双方の撥水をかけ合わせた「疎水性」が特徴。
バチバチ弾く撥水はスパシャンって感じですが、初見はとても驚きましたがそろそろ見慣れてきた(笑)
艶
ヌルテカの光沢も健在。
ただし従来のスパシャンは施工後のスベスベの手触りが非常に優れていましたが、今作はスベスベ感は無くなり前作だけではなく他の製品と比べてもスベスベ感は劣っています。
さらに前作と同じくコーティングした後タレてくる水がシミになりやすいので水分をブロアなどで徹底的に拭き取る必要があります。
耐久性
撥水の耐久性は今までと同じく1ヶ月程度。
むしろ塗ってすぐくらいの撥水は1、2週間程度でなくなります。
もちろん耐久性を上げるだけではなく本来のカーコーティングの性能を発揮させるなら下地処理が重要。
下地処理の最初はボディーに付着した鉄粉落とし(洗車が先)。付着具合が軽度な場合はスパシャンが販売している鉄粉落とし「アイアンバスター」で除去。
手で触れてザラつきないならボディーに鉄粉が付着していないもしくは少量しか付着していないので、鉄を溶かす可能性がある溶剤を使うリスク、傷を入れるリスクを負ってまで鉄粉除去をする必要はありません。
重度の場合は「クレイタオル」併用でおすすめしたいですが傷が入りやすいのでアイアンバスターのみで除去することをおすすめします。
そして「水垢バスター」でボディー表面のシミ、水垢や油分などを除去したあとにスパシャン施工すると本来の効果が発揮されます。
下地処理の世界はもっと奥深いですがスパシャン製品があれば最低限の下地処理は可能なので是非同時に揃えることをおすすめです!
まとめ、感想
水と薄めたスパシャンを洗車の要領で塗り込むだけの簡単なコーティング剤で強撥水し、ヌルテカな艶、光沢もあり水で濡らしても乾燥状態でも見ていて気持ちいい満足度が高いコーティング剤でした。
価格が価格なだけにそのへんのコーティングより効果がなければ売れませんし、噂で人気になっただけあります。
まぁ一時はモノ◯ロウのコーティングと言われてましたけど最近はパッタリ聞かなくなりましたね(笑)スパシャン否定派が因縁をつけていただけかも知れませんけど!
しかしスパシャンを3作品を使ってきた僕としては初めてのスパシャンで気持ちが高ぶっていたのもありますがスパシャン2017が1番弾いていたような………
あとスベスベした肌触りもなくなり、検証したわけではなく感覚ですが心なしか光沢も具合も落ちたような気がします。
今後も引き続き検証していくので気になる事があれば追記したいと思います。
それではまた!