目次
トヨタセーフティーセンスの種類
(Toyota Safety Sense)
衝突回避支援「トヨタセーフティセンス」略して「TSS」には
- セーフティセンスP
- セーフティセンスC
の2種類あります。
性能が良いのは?
- セーフティセンスP>セーフティセンスC
CよりもPの方が性能が良くPは比較的高級な車に搭載されいますが、H29年10月時点ではCの搭載車の方が多くなっています。
※1〜2年前までセーフティセンス搭載車自体が少なくP搭載車の方が多かった。
それぞれの搭載車は?
- セーフティセンスP搭載車
ミリ波レーダーと単眼カメラ制御
・プリウス・アルファード・ヴェルファイア・クラウン・マジェスタ・ハリアー・CHR・etc…
- セーフティセンスC搭載車
レーザーレーダーと単眼カメラで制御
・ヴォクシー・ノア・エスクァイア・エスティマ・ヴィッツ・オーリス・プリウスα・スペード・ポルテ・シエンタetc……
ただし車種によりセーフティセンス自体が「メーカーオプション」や「グレードにより標準装備」などの場合があるので営業マンにしっかり聞きましょう!
※PからCへ、CからPへ変更する事は出来ません。
※トヨタが販売している、ピクシスエポックはダイハツミライースのOEM車両なので、トヨタセーフティセンスC同等のスマアシ2が搭載されています。
僕の疑問!
エスティマはアルファードなどの兄弟車があるのになぜセーフティセンスCなんでしょうね?兄弟車では無いのかな…?
セーフティセンスPとCで同じ機能
PとCで同じ機能を簡単に説明します。
- プリクラッシュセーフティ対車(PCS)
車に追突しそうな時に衝突回避又は衝突軽減機能 - レーンディパーチャーアラート(LDA)
白線をはみ出すとアラーム音とディスプレイ表示で知らせてくれる機能 - オートチックハイビーム(AHB)
周りの車を検知して自動でハイビーム、ロービームを切り替える機能
詳細はこちらへ↓
オートマチックハイビームとは - 車いじりブログ
この3機能はPでもCでも同じです
セーフティセンスPとCの違い
Pのみ、Cのみの機能があるので説明します。
セーフティセンスPのみの機能
- プリクラッシュセーフティ(対人)
歩行者まで検知し衝突回避また軽減
- レーンディパーチャーアラート
ステアリング制御機能付き
白線はみ出しに時にアラーム音とディスプレイ表示+自動でハンドルを制御して白線はみ出しを戻す機能
- 追従機能付きレーダークルーズコントロール
先行車がいない時は設定したスピードになり、先行車が居る場合は自動で減速し先行車にスピードに合わて追従する機能。
セーフティセンスCのみの機能
- 先行車発進告知機能
信号待ちで前の車が進んでいるのを気が付かなかった時にアラーム音とディスプレイ表示で知らせてくれる機能。
Cのみの機能はこれだけですが良くよそ見をする人は便利です(笑)
セーフティセンスPとCの違いの
まとめ
TSS P | TSS C | |
---|---|---|
プリクラッシュセーフティ対車 | 有り | 有り |
プリクラッシュセーフティ対人 | 有り | 無し |
レーンディパーチャーアラート ステアリング制御機能付き | 有り 有り | 有り 無し |
オートマチックハイビーム | 有り | 有り |
追従機能付き レーダークルーズコントロール | 有り | 無し |
上記を見て分かると思いますが、セーフティセンスPは人(歩行者)を検知しますが、セーフティセンスCは人は知出来ないのでプリクラッシュセーフティは作動しません。
トヨタには誤発進抑制機能は無いの?
ここまで読むと
「壁にぶつからない機能は?」
「踏み間違え抑制機能は?」
と思った方も居ると思いますが
トヨタセーフティセンスはあくまでも
衝突支援回避パッケージ
「前方の車又は人に対して衝突軽減、回避+運転支援機能」
であって、壁にぶつからない機能、踏み間違え機能とセーフティセンスとは別ものなんです!
ただしトヨタにも誤発進抑制機能はあります。
トヨタセーフティセンスP搭載車のインテリジェントクリアランスソナー(メーカーオプション又は表示装備)が装着されている車種(プリウス、CHRなど)に限り、唯一壁など障害物を感知して踏み間違え時などに自動でブレーキをかけて止まる事ができます!
また車種によりドライブスタートコントロールが標準装備されていますが、
これはバック時にぶつかって焦ってアクセルを踏むとエンジンの出力が抑制される機能であって「ぶつからない機能」ではありません。
これらの事から、トヨタ車は
セーフティセンスP付きのインテリジェントクリアランスソナー装備車のみ壁や障害物を感知して自動ブレーキをします。
しかしセーフティセンスC車には付いていないので現在ほとんどの車に誤発進抑制機能は付いていないと言う事です。
※セーフティセンスPでもインテリジェントクリアランスソナーが装備されていなければ誤発進抑制機能はありません。
最後に
今回はセーフティセンス機能の詳細は省き簡単に説明しましたが今後詳しく記事にしていきたいと思います。
ちなみに
高齢者が運転しているプリウスが壁やコンビニに追突する事故が多発しているので、トヨタは高齢者に売れる高級車では無いプリウスにわざわざセーフティセンスPを装備し、なおかつインテリジェントクリアランスソナーまで装着出来る仕様にしたんだと思います!
しかし僕は思うんですが…
こんなシフトレバーにするのが悪いんじゃないでしょうか?
今まで慣れてきたシフトレバー操作が全く違うものになるので、若者ならまだしも高齢者になるとなかなか慣れないでしょうし……
現に高齢者も多いアクアはハイブリッドなのに今までと同じシフトレバー操作なので突っ込んだ何て事故あまり聞かないですし……
まずはシフトレバー操作を普通に戻す事が1番の誤発進抑制に繋がるのではないでしょうか?
最後はボヤキになりましたが以上です。
ありがとうございました。
それでは。