マキタのギアアクション、ダブルアクションに切り替えれる変わったポリッシャー「PO5000C」
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ポリッシャーの種類には「シングルアクションポリッシャー」「ギアアクションポリッシャー」「ダブルアクションポリッシャー」とそれぞれ磨き方が違いますが、今回はマキタのギアとダブルを切り替えれ変わったポリッシャーをご紹介します!

目次

マキタのギヤアクションポリッシャー「PO5000C」

メーカーマキタ
製品名 PO5000C
種類 ランダムオービットポリッシャー
(ギアアクションポリッシャー)
消費電力900W
周波数50-60Hz兼用
バックパット径123mm(125mm)
使用可能回転数 0~6800min-1
本体サイズ451mm×123mm×134mm
(長さ×幅×高さ)
重さ2.8kg
メーカー希望価格35,800円

電動工具など多種多様にラインナップし、プロ向けからDIY向けに幅広く販売しているマキタのランダムオービットポリッシャー(ギアアクションポリッシャー)が「PO5000C」

メーカーによってギアアクションポリッシャーやランダムオービットポリッシャーなど言い方が違うだけで同じ物。

ギアアクションは負荷をかけてもバフが止まることなく回転し、ダブルアクションのようなランダムに近い動きをするのでシングルアクションより研磨力は劣りますが、研磨力が有りながら磨き目が出にくにポリッシャー。

シングルアクションとダブルアクションをかけ合わせた中間の磨きができますがシングルのようにゴリゴリ磨けず、ダブルアクションのように仕上げ磨きには適していないので中途半端でもあります。

白い系の塗装であればワンポリッシュで磨きから仕上げまでは可能ですが黒い系にはダブルアクションの方が向いてます。

また日本製のポリッシャーは縦型が支流ですが「PO5000C」はルペスなどの海外製に多く日本製では数少ない横型のポリッシャー。

横型の特徴としてはポリッシャー本体が回転方向に回ったり、暴れたりしてもグリップ部分が回転部分(バフを付ける場所)より遠いので少しの力で回転力と釣り合い押さえることができる。

また縦型がより低重心なので安定性も高く操作性が良いとされています。

今回詳細は割愛しますが縦型にもメリットはありますが、縦か横は個人の好みの問題。

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特徴

  1. 低重心で安定性が高い
  2. 横型本体が振られにくい
  3. サイドグリップ付き
  4. ダイヤル式回転数調整
  5. ギア、ダブル切り替える可能
  6. トリガースイッチ固定可能
  7. トリガーで回転数無段階調整可能
  8. コードが長く頑丈
  9. 冷却口フィルター取り外し可能
  10. 125mmから150mmに変更可能

1、低重心で安定性が高い

縦型ポリッシャーより低重心で安定性があり操作性がいい。

先端部分にはグリップが付いているので持ちやすい支えやすい。

ひっくり返して本体を置いても転がることがない構造になっていて便利です。

2、横型本体が振られにくい

上記でも書きましたが、回転数部分とグリップ部分の距離があるので本体が回転力を軽い力で抑えれるので本体が振られにくい。

片手で扱えるくらい重心のブレもありません。

3、サイドグリップ付き

サイドグリップが付属。

ヘッド部分の両サイドのプラスチックのマイナスボルト外しサイドグリップを回して入れ込むだけ。

左、右どちら側にも取り付けることが可能なので左利きの人でもグリップ使用可能。

4、ダイヤル式回転数調整

ポリッシャー上部に1〜5までのダイヤル式の回転調整付き。

ダイヤル回すとごとに回転数が上るので無段階で回転数調整できます。

5、ギア、ダブル切り替える可能

一般的なポリッシャーはアクションを切り替えることはできず固定ですが、PO5000Cはギヤアクションとダブルアクションを回すスイッチで簡単に切り替えれるのが、この機種1番の特徴。

6、トリガースイッチ固定可能

トリガーを引くと回転しますが常にトリガーを引きっぱなしにすると手が疲れるので、トリガー引きながら横のボタンを押すとトリガー固定が可能。

トリガーも握りやすいように設計されています。

7、トリガーで回転数の微調整も整可能

トリガーの引き具合で回転数を微調整できるトリガー無段階調整が可能。

磨き初めは低い回転数で磨きたい範囲にコンパウンドを広げその後回転数を上げていきますが、無段階調整できるおかげでトリガー操作で低回転で作動できるのでいちいちダイヤルを戻す手間が省けます。意外に便利なんです!

8、コードが長く頑丈

標準でコードが長く、太いので頑丈。

さらにコードが柔らかく柔軟性が高く絡まることも少ない。

とくに海外製品のコードは長いけど柔軟性がなく跡が付いてウネウネなる上に絡まりやすいので、出し入れしやすい!

9、冷却口フィルター取り外し可能

ポリッシャー本体を風で冷やす冷却用の吸排気口のフィルターを外すことができるので清掃が可能。

コンパウンド粉がポリッシャー内に入り破損することもあるので定期的に清掃ができるのはポリッシャーの寿命を伸ばすことにも繋がります。

10、125mmから150mmに変更可能

バフを取り付けるバックパット(マジックテープの部分)の標準サイズは125mmですが、マキタ純正の150mmバックパットに付け替え可能。

天井やボンネットなどの面積が広い箇所は広範囲に磨ける150mmと相性がよく素早く磨くことができます。

ただし凹凸の多いボンネット、天井は125mmもしくは75〜80mmの方が相性が良い!

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ダブルアクションに切り替えは可能だが……

1番の特徴はアクションの切り替えが可能と言いましたが……

実際はダブルアクション切り替え時はギアアクションのギザギザした動きがフリー回転(負荷が加わるとバックパットが止まる)になるだけで回転自体はダブルアクションの動きではなく、負荷がかかると止まるだけの磨けないギアアクションに変身します……レベルダウン(笑)

個人的にはギアアクションで磨いた後にダブルアクションに切り替えて仕上げ磨きできるなら仕上げ用にわざわざポリッシャーを替える必要がなくPO5000C1本で済むので便利だなと思い購入したんですが、結局他のダブルアクションポリッシャーで仕上げする羽目に。

なのでギアアクションポリッシャーとしては使えますが、ダブルアクションポリッシャーとしては使い物になりませんでした。残念。

ダブルアクション時のパネルテスト

黒のメタリック塗装のパネルにギアアクションモードでショートウールで軽く磨いた後の画像。

ギアアクションの磨き目が出ているパネルをダブルアクションモードで磨けるのかパネルテストします。

ちなみに黒い塗装はこれだけ目立ちますが白系の塗装だとほぼわからないレベルの磨き傷。

仕上げ用のウレタンバフと仕上げ用コンパウンド(どちらもバレットさんの製品を使用)で途中の磨き工程を省略しますがダブルアクションモードで磨いた後の画像。

縦に三本線が浮かび上がっているのがオーロラと言われる薄い磨き目。

そもそもダブルアクションモードは少し負荷をかけるとバックパットの回転が止まるので磨ききれず、コンパウンドを切るのに時間をようした挙句オーロラが発生。

ダブルアクションモードでは仕上げきれない結果に。

先ほどと同じコンパウンドとバフにリョービのダブルアクションポリッシャー「RSE-1250」の改で仕上げてみました。アッという間に仕上このクオリティー!!

上半分が PO5000Cのダブルアクションモードで研磨。下半分がRSE-1250での研磨。

境目からオーロラが見えますね!

特に黒い塗装は最終仕上げはダブルアクションポリッシャーが一番ですね!

まとめ、感想

低重心で安定性があり、グリップも握りやすくトリガーも引きやすい。

さらにコードも柔軟性があるなどポリッシャー本体の構造・機能は非常に考えられており、日本のメーカーが作っているだけあって細部まで拘った作りをしており、かなり使いやすいと思います。

ギアアクション時の研磨力に関しては、回転が止まることはないのでダブルアクション以上シングルアクション以下と言ったところ。

バフとコンパウンドの組み合わせで研磨力は変わりますが#1500程度なら簡単に消せる研磨力。

またギアアクションアクション自体熱を持ちにくい特徴があるので、シングルアクションよりは扱いやすくなっています。

しかしPO5000Cはダブルアクションポリッシャーと言うには少し無理があるので、ギアアクションメインで使うのであれば良いとは思います。

ギアアクションでも仕上げに拘るなら不向き。

やはり仕上げはダブルアクションのリョービ製RSE-1250が1番得意とする分野です!!

それではまた~!

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