今回はルペスのダブルアクションポリッシャーBigFootの「LHR15」と「LHR21」の費用がかからず研磨力を上げるブレーキリングを取り外すだけの簡単な改造を紹介します。
目次
ブレーキリングとは?
ダブルアクションポリッシャーは通常ゴム製のブレーキリングがバックパット(ポリッシャーの回転部分)に常時干渉しているので電源オフ後惰性で回転し続けないように回転を止める働きをしているのがブレーキリング。つまりバックパットがブレーキをかけるように作用しています。
ブレーキリングが無い場合は電源オフ後、惰性で回り続けます。
またコンパウンドカスなどの異物が内部入り込みべアリングを破損、損傷させないように保護する作用もあります。
ただしダブルアクションポリッシャーで研磨力が高い状態はバックパットが回転をしている時ですがバックパットが常時接触しているため、ブレーキ作用が必要のない磨き中でも抵抗になっってしまいバックパットの回転が止まり結果として研磨力が低下してしまいます。
そしてルペスの改造の中で費用もかからない初歩中の初歩な改造が「ブレーキリングの取り外し」ではないでしょうか。
プロの世界ではルペスの改造は当たり前
ダブルアクション自体が磨き傷が入りにくい(目立ちにくい)のが特徴ですがシングル、ギアアクションポリッシャーなどの種類の中では1番研磨力がないと言われています。
しかし改造を施し研磨力を高めることで研磨工程が3工程だったのが2工程で済んだりさらには1工程で済むこともあり磨き時間の大幅な削減、コンパウンド、バフなどの消耗品の削減に繋がり結果として費用対効果が高くなります。
こう言った理由から僕の知る限りプロの世界でルペスを改造して使うのは当たり前のこと。むしろ無改造の方が少ないんじゃないかと感じます。
ブレーキリングの取り外し方法
今回の方法で改造できるのは 「LHR15」「LHR21」でそれ以外の機種は不明。
早期破損の恐れがあるのであくまでも自己責任で改造を行って下さい。
バックパットの取り外し
中心にある六角のボルトを付属の工具でバックパットを抑えながら左回しに緩めバックパット取り外します。
周りの黒いゴムがブレーキリングです。
ブレーキリング取り外しもしくは切り取り
取り外してもいいですし、バックパットに当たる部分だけ切り取る加工でもいいです。
僕はかなり適当にカットしていますが(笑)ブレーキリング自体を取り外すこともできます。どちらにするかは好みですね!
バックパット取り付け
ポリッシャー本体の軸とバックパットの溝の位置を合わせ六角のボルトをしっかりと締め付けて完成。
あくまでも体感ですがバックパットの回転が止まりにくくなり1~2割程度研磨力UPしたように感じます。
ただし研磨力はバフの種類やコンパウンドの種類、それぞれの組み合わせ、さらに磨き方によって大きく変わります。
まとめ、感想
高価な買い物をしたのにいきなりカットするのは躊躇すると思いますがこれだけでも多少ですが研磨力はUPします。
仮にどうしても躊躇してしまう場合は、ブレーキリングを切り取る前に外してポリッシングしてみる事で元に戻すことも可能なので是非チャレンジしてみて下さい。
また実際この程度の改造では研磨力が物足りなくなってくるのも事実。
今後さらに研磨力を上げる方法を紹介したいと思います。
それではまた〜!