仕事で使っているデジタルマルチテスターが測定端子は12Vのはずが24Vを表示したりと調子が悪く使い物にならいのでアストロの正月セールで通常でも安いのに更に安くなっていた「デジタルマルチテスター」を購入しました!!
目次
アストロのデジタルテスター「DT1008」
メーカー | アストロプロダクツ (株式会社ワールドツール) |
製品名 | デジタルマルチテスター DT1008 |
用途 | デジタル式マルチ測定器 |
本体サイズ | L13.4cm×W7.7cm×H4.7cm |
ディスプレイサイズ、機能 | ・5.2cm×2.2cm ・モノクロディスプレイ |
内部電池 | 単4乾電池×2 |
測定可能 | ・直流電圧. 交流電圧(V) ・直流電流(A) ・抵抗値(Ω) ・ダイオード ・トランジスタ ・バッテリテスター |
測定範囲 | ・直流電圧 0.1mV〜250V ・交流電圧 100mV〜250V ・直流電流 0.1μA〜10A ・抵抗 0.1Ω〜20MΩ ・バッテリ 1.5V,9V,12V |
その他機能 | ・バックライト付き ・スタンド付き ・バッテリテスター機能 ・ブザー音導通機能 ・マニアルレンジタイプ ・ホールド機能付き |
付属品 | ・テストリード(900mm) ・取り扱い説明書 |
メガネレンチやラチェットなどハンドツールから電動工具、エアー工具など多種多様な自社ブランド製品を販売し全国展開している「アストロプロダクツ」の正式な会社名が「株式会社ワールドツール」
名前に「マルチ」と付いているだけあって多様に測定が可能。
価格が安いのでさすがオートレンジタイプではなく測定する電源や抵抗に合わせてレンジを手動で切り替えるマニュアルレンジタイプ。
なので測定値が分からない場合は高いレンジから低いレンジに切り替えてないと内部ヒューズが簡単に切れるので注意が必要。
このテスターはネット価格でも1600円前後ととにかく安い。
しかも安いのに機能的には高価なテスターに引けを取らないので説明書します。
多種多様に測定可能
テスターである以上「電流」「電圧」「抵抗」は必要最低限ですが「ダイオード」「トランジスタ」の測定できだけではなく便利な「バッテリテスター」機能まで搭載されています。
バッテリテスター機能とは、乾電池やカーバッテリなどの直流電圧にバッテリテスターレンジの1.5V、9V、12Vの適したレンジに合わせる(カーバッテリなら12V、乾電池なら1.5Vに合わせる)ことでバッテリの良否判定が可能な機能。
例えば乾電池は1.5Vなのでテスターレンジを「1.5V」に切り替え電池を測定すると現在の乾電池の電圧(V)の測定値から【Good、Low、Bat】の3パターンで良否判定を表示してくれる便利機能です!!
スタンド付き
今まで使っていたテスターにはスタンドがなく本体を寝かせて測定値を見ていましたが、測定する環境によっては見辛いこともしばしば。
しかしスタンドがテスターを立たせてくれるのでまぁ見やすい!!
なぜ高いテスターに付いていないのか不思議なくらい便利(笑)
バックライト機能
バックライトはボタンを押すと点灯します。
点灯後3秒程度で消灯する仕様で内部バッテリーの消耗を抑えるために数秒で消灯するんでしょうけど、消灯時間が短すぎるので点灯時間を選べたらなお良かったかな。
それでも車内や夜間暗い場所でもバックライトのおかげで数字が見やすく重宝する機能。
リードホルダー
普通のテスターはテスターリードをテスターに巻きつけて収納するくらいしか収納方法がないですが(箱なしのテスターの場合)テストリードの端子部分を収納できることでリードが散らからないリードホルダー。
ちょっとした気の利いた構造、機能がなんだかんだであると本当に便利!
ブザー音機能、ホールド機能、オートパワーオフ機能なども搭載
導通点検時の「ブザー音」
測定値中をボタンを押すことで測定値を記憶させる「ホールド機能」(HI、Lowを自動記憶する機能ではありません)
電源切り忘れ時に自動で電源が切れる「オートパワーオフ機能」(機能ON時は「APO」と表示)
など高価なテスターにも搭載されている機能ももちろん搭載されています!!
実際の使用感
故障診断に使ってみましたが、今まではオートレンジタイプを使用していたのでレンジ合わせの手間は増えたもののスタンドがかなり便利。
今回のテスター使用環境が車内の診断だったのでバックライトも重宝しました!
実際に使って気がついたのは車の整備で圧倒的に使うのが直流電圧や抵抗レンジですが、OFFから近いので切り替えが少なくすみ考えられた造りでした。
これで1600円程度なのかと思うほど安物感もなく使用感も高価なものと遜色なし!忖度なしでマジでいい製品!!
まとめ、感想
今まで使っていたテスターが壊れ、安い製品をネットで探し回った中で「安い無名メーカーのテスターは壊れやすいかもしれない」懸念から、正月セールで安くなったアストロのデジタルマルチテスターで良いやと言う気持ちで買いましたが………
車業界の用品や工具って安い製品は質が悪く最初から全く使えない製品が多いですからね……
事前に製品を調べていなかったので想像以上に多機能か考え専念された便利な機能が多く搭載された良品でした!!
アストロでいいやと思った事を反省します(笑)
耐久性についても何とも言えませんが今後使用していく中で耐久性やその他気づきについては追記したいと思います。
さらに測定値の精度がどの程度なのかわかりませんが、車に使うには小数点以下はそこまで重要視されないし、仮に必要になる抵抗値測定でも温度によって誤差が生じるのでそもそも測定値自体が結構アバウト。
極端に精度が悪くなければ(12Vを10Vと表示するなど)高くても安くても車いじりには使えるので、無名メーカーのテスターを買うならアストロの多機能なデジタルマルチテスターがオススメです!
それではまた〜!!