カーウォッシュSHIFTの多層コーティング『プレデター』を施工してみた![下地処理、アイス、インパクト施工編」
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今回は前々から気になっていたカーウォシュSHIFTさんの最上級カーコーティング『プレデター』を購入&施工したのでレビューしたいと思います。

冒頭でプレデターの金額言いますが、なんと19,800円。正直買うのを躊躇するくらい高いですよね〜!

しかも施工した車がいつスクラップ工場に行ってもおかしくない15年落ちのムーヴラテ!贅沢極まりないですがボロい車に勿体無いと言わないで温かい目て見てやってください(笑)

目次

プレデターとは

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  • ボディーを守るガラスコーティングの『アイス』
  • 艶、光沢がいい『インパクト』
  • ベースコートの『ハイブ』とトップコートの『ホーネット』の2種類のコーティングを合わせて1つのコーティングになる2液タイプの艶、防汚性、撥水性に優れた『スティンガー』

この4種類がセットになった多層コーティングセットが『プレデター』

またプレデターはアイス+インパクトは「ベースコーティング」ハイブ+ホーネットが「トップコーティング」の役割になっています。

2種類のベースコート剤は他製品の施工方法と変わりはありませんが、トップコートはゼローウォーターやCCウォーターゴールドなどの簡易コーティング剤か多いですがSHIFTのトップコートのスティンガーはベースコートに近い施工方法と耐久性、さらに強撥水が特徴な少し特殊なトップコートになっています!!

むしろスティンガーだけでも素晴らしいくらいの性能を持ち合わせています。

セット内容はコーティングだけではない!

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どこのメーカーもコーティングのみで販売しているので必要な物は各自買い揃えてね!と言ったスタイルですがカーウォッシュSHIFTさんは塗り込み拭き取り用クロスやマスキングテープなどなどコーティングを施工するのに他に買い足す物がない充実しすぎている買ってすぐにでも施工が可能なセット内容になっています。

鉄粉取りから磨き、さらにはマスキングテーでの養生までを知識がなくても下地処理ができるセットになっているのはSHIFTさんだけじゃないかな?

またYouTubeで施工方法や注意点などを解説しているので施工前に動画で予習しておくことで失敗を減らせます

ここからは施工方法を紹介します!

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コーティング前の下地処理編

手触りを悪くする鉄粉などの鉄粉取や軽い磨きで下地作り編です。

施工前は必ず洗車してから下地処理しましょう。

鉄粉除去剤で鉄粉を除去す

バケツに適量の鉄粉除去剤を入れタオルに液剤を浸してボディーに塗り込んみ数分後待つと鉄粉か紫に反応します。除去後はしっかりと洗い流しましょう。

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ただし付属の鉄粉除去剤ではボディー全面の鉄粉除去はできないので、全面除去時は前もって追加で購入しておきましょう。さらに鉄粉が頑固な場合は粘土除去します。

本来の「洗車」→「鉄粉除去」→「フェイスフェイスで磨き」と言った流れですが、15年落ちのムーヴラテのボディーは流石に傷だらけなのでフェイスフィクスでは綺麗にしきれないと判断し、先に鉄粉除去と磨き作業をしているので、今回はSHIFTの鉄粉除去剤は使用していません。

鉄粉除去剤の感想

他の車両で鉄粉除去剤を使用してみた時の感想は、粘土が低くサラサラした液状で他の鉄粉除去剤より少し匂いがキツい気はしますが良くも悪くも鉄粉除去剤ですね!!

フェイスフィクスで磨き

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リョービのダブルアクションポリッシャーRSE1250改を使ってダイヤル1でヘッドがを回しながら磨いて行きますがフェイスフィクスは樹脂、ゴムパーツに付着すると白くなるので施工前にマスキングテープで養生します。

上記でも言いましたがすでに磨いて傷は取っているので今回フェイスフェイスで無理に磨く必要はないんですが、特殊レジンが配合されいるのでフェイスフィクス自体も美装を作るためのコーティングの一種なのと、施工後は脱脂の必要がないと言うことで使用しています。

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もちろんポリッシャーがなくても時間はかかりますがウレタンブロックでボディー全体を手磨きできるので、ポリッシャーがあれば時短と消費量が少ないというだけで無理に買う必要もありません!!

ポリッシャーが入らない部分はウレタンブロックで磨いています。

磨き終わったら余分なフェイスフィクスは付属のマイクロファイバークロスで拭き取って磨き作業は終了。

フェイスフィクスの感想

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ポリッシャーを使って傷を除去し塗装を平坦化してからコーティングをすることで艶、光沢が増しさらなる美装になりますが、ポリッシャーを使用した磨きをする場合はポリッシャーやコンパウンド、バフが必要になりさらに失敗するリスクも伴うためDIYでは敷居が高くなってしまいますが、フェイスフィクスは手磨き施工が可能で薄い傷を磨いて取れるだけではなく、除去できない傷に関してはフェイスフィクスが傷を埋めてくれる(傷の深さにもよる)ので誰でも簡単に手磨きでも美装が作れる優れ物になっています。

もちろんポリッシャー使った場合でも扱いやすくなっているので失敗は少ないと思います。

傷を隠しているだけじゃないか?とも思いますが素人に無理に磨かせるのではなくあえて隠すことで誰でも失敗なく美装を作りあげることができる考えられたコンパウンドになっています。なので磨きに自身がある人は普通に磨いてコーティングすれば良いと思います!!

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アイス+インパクトを施工

コーティング施工に関しては注意点が多いので必ずYouTubeの解説動画で予習復習をおこないましょう!!

アイス施工

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ガラスコーティングのアイスはクロスが水で濡れた状態で施工する湿式施工で塗りこむのでスプレーボトルを準備しておくとスムーズに塗り込めます。

アイスを塗り込み

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水で浸したクロスに5滴程度のアイスを取り出しクロスをしっかり揉み込みます。

ちなみにクロスを揉み込んでいる途中アイスに含まれるアルコールがクロスの水と一緒に揮発することで冷たくなります(だからアイスなのかな??)がこのアルコールを飛ばす為に水と揉み込む工程が大事でアイスを取り出す際はクロスをスプレーボトルを使い水を浸しておくとことも大事になります。

しっかりアルコールを揮発させたらアイスを塗り込み、ワンパネルごと塗り込み拭き取りを行います。

拭き取り

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ワンパネルごと塗り込んだら拭き取りをおこい全周塗り込んだらアイスは終了。

皮膜が強固になるので2度塗りすることをおすすめします。

アイスの感想

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ボディー色が白系なので黒系よりはムラが分かり辛いですが、硬化系コーティングが白系でもムラが分かりやすい製品が多いですが、アイスは全くと行っていいほどムラにならないし、湿式施工のおかけでむしろ施工しやすく感じます。

また液剤の消費量も少なく後3~4回は重ね塗りできるほど余裕がある容量です。

ただしアルコールを揮発させているので顔の前でクロスの揉み込みを続けるとアイスの施工が終わった頃には喉などに違和感を感じるので揉み込み時は顔だけでも横を向いたほうが良さそうです(笑)

インパクト施工

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アイス施工後すぐにインパクトを乾式施工します。

インパクトを塗り込み

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乾いたクロスに最初は10〜15滴程度の液剤を取り出し、こちらもクロスを揉み込みますが液剤をクロス全体になじませるための揉み込み作業になっています。

また施工途中にクロスまんべんなく液剤が行き渡るので少しずつ取り出す液剤の量を減らします。

数分乾燥後拭き取り

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インパクト塗り込み後は夏場は10分前後、冬場は20前後乾燥後拭き取ります。

今回施工した日の気温は15℃前後だったので乾燥時間を20分に設定しましたが、軽自動車サイズならインパクトを一周塗り込むと大体20分前後だったので全周塗り込んだ後に拭き取り作業を開始しました。

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インパクトもアイス同様2度塗りがおすすめ

マイクロファイバーは毛羽だった繊維なのでコーティング表面を凸凹にしてしまいそれがムラの原因にもなりますがSHIFTから別途販売されている「ライトセイム」や「プロセイム」などの高品質クロス(メガネ拭きのようなクロス)で仕上げ拭きを行うことでコーティング面を整えることができムラを解消することができます。

特に黒ボディーなんかには必需品ですが、まぁ今回は白の施工だったので無理に購入する必要はなかったかな(笑)

インパクトの感想

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乾式施工+インパクトの施工に慣れていないため液剤が三分の一しか余りませんでしたが慣れれば軽自動車サイズなら半分くらい余ると思います。

乾式施工の場合は湿式施工よりもコーティングの伸びがわかるく施工が難しくなる傾向にありインパクトの施工も例外ではありません。

しかし施工自体はそこまでシビアになる必要はありませんが、乾燥時間を設ける必要があることから乾燥時間を気にすしながら施工する必要があります。

それと鉄粉除去を除いた下地処理からアイス×2、インパクト×2のトータル施工時間が約4時間

やる気と時間がある時に施工をおすすめします(笑)

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またスティンガーを上塗りするには1ヶ月の乾燥期間が必要になります。

施工に使ったクロスは固くなるため使用できなくなります。なので付属のクロス以外を使用する場合は使い捨てできるマイクロファイバークロスがベスト。

ちなみに右はアイスの塗り込みに使用したクロスでカチカチに硬化しています。左はインパクトの塗り込みに使用しましたがアイスほど硬化はしていません!!

施工後の艶、光沢

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アイス+インパクトを施工して1ヶ月。

白系のボディーは艶、光沢が分かりにくいので期待はしていませんでしたが15年落ちの車が『新車ですか?』ってくらいのヌルテカ感。

凄いを通り越してエロ(笑)簡単コーティングよりもはるかに時間はかかりますが施工したかいがありました。

施工後の撥水状態

こちらも施工後1ヶ月後の撥水状態。補足として黄砂や花粉が多い季節だったため1ヶ月以内で3回は洗車しています。

撥水と親水を合わせた疎水性に近い撥水性ですがバチバチ弾くので見ていて気持ちがいいですがSHIFTさんの解説動画で何回も撥水状態を見ているので撥水は凄いんですが感動は半減ですね(笑)。

また間雨ざらし状態の環境で季節的にも悪条件のなか1ヶ月間撥水状態が変わらないのもしっかりとコーティング皮膜がボディーに定着している証拠。素晴らしい!!

下地処理+アイス+インパクトの感想

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コーティング後でも肌触りを悪くする鉄粉の鉄粉除去剤や深い傷は消すことはできませんが特殊レジン配合のフェイスフィクスでコンパウンドの手磨き施工ができることからポリッシャーなど持っていない素人でもこのセットがあれば軽度な傷消しが可能なためだれでも簡単に美しい下地処理ができるセットになっています。

またマイクロファイバークロスやマスキングテープ、さらにゴム手袋なども付属しているかなり充実したセットになっているのも高評価。

SHIFTさんは動画の中でムラになりやすいと説明していますが、僕が使った硬化系コーティング剤の中ではムラになりにくい方だと感じました。

特に乾式施工のコーティングは白系の淡色車でも硬化するとムラがわかりやすくなりますが、インパクトに関してはコーティングできたか不安になるくらい一切ムラがでなかったのには驚きました。

これでコーティング完成じゃないのかな?ってくらい艶、光沢と抜群の撥水でアイス+インパクトだけで元が取れた気分になります。ただ肌触りはスベスベしますが唯一普通な性能。

また耐久性が12〜18ヵ月と言っていますが、むしろ市販の硬化系コーティングの『5年耐久性』とかうたっている製品よりはるかに耐久性がいいと1ヶ月の撥水状態を見てわかりますね。

以上アイス+インパクト編でした。

次回はスティンガー施工編です。

それではまた〜!!

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